MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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No214 全日本クラブ野球選手権に関する雑感。

 こんばんは。伊東です。今日は記事二本立てでお送りする予定です。
 まずは、社会人野球の記事から。先頃クラブカップ大会に関しての記事を書きましたが、肝心要の一番大きい大会に触れるのを忘れていました。
 今年のクラブ選手権大会は、栃木県足利市を主会場とし、群馬県太田市と両会場で、全国から21チームが集って行われます。出場チームもあわせて、組み合わせは、下の下線部分から参照できます。
2006・全日本クラブ野球選手権大会組み合わせ

 では、4つのブロックから自分なりの雑感記事を書いていきます。
 ブロックA-大和高田クラブ、TFUクラブ、HardballClub金沢、広島鯉城クラブ、茨城ゴールデンゴールズ

 ここのブロックは茨城と大和高田が一枚上手。それを金沢、広島が追って、TFUクラブは一勝して波に乗りたい、と書こうと思ったが、茨城の一連のトラブルが、かのチームのたたかいに大きな影響を与えることは否定できないでしょう。どうそのトラブルに向き合うかが、試合以前に問われることになります。大和高田は、ここ10年のクラブ球界を支えた意地を見せ、このブロックをクリアしたい。都市対抗の補強ナシはこのことに対する考慮であると思います。
 金沢は、本格始動してから3年でこの舞台にたどり着きました。この雰囲気に慣れ、その上で一度でも多く勝ちたい所。広島は、NTT中国の選手たちとの融合がどこまでうまく行っているか。爆発力はあります。TFUは普段宮城の企業チームと対戦している経験がどこまで生きるか。

 ブロックB-全足利クラブ、函館大洋クラブ、いわき菊田クラブ、西多摩倶楽部、水沢駒形倶楽部、富山ベースボールクラブ

 ここのブロックは全足利が本命。それを激しく駒形と富山が追い、西多摩がさらに続く。初出場のいわき菊田、推薦の函館はどこまでたたかえるか。
 全足利の経験と誇り、そして地元開催による声援の後押しで優位にはたたかえるだろうが、だからといって簡単に勝たせてくれるほど甘くはないチームがそろった。富山は前年のベスト4。経験を積み、今年はそれ以上を目指す。駒形は新田頼みの投手陣からの脱却をはかり、それが成功しつつある。打線はクリンアップの一人が抜けたものの、力が落ちたわけではない。赤べこに先は越されているものの、元々全国区のチーム。侮れない。
 西多摩は指導陣が変わり、新たな姿勢でたたかいに臨む。いわき菊田は初の全国舞台。どこまで自分の力を出せるか見もの。函館大洋は、最近こそホーネッツや苫小牧の後塵を介しているが、地域のバックアップは負けちゃいない。その期待に応えたい。


 ブロックC-NOMOベースボールクラブ、秋田王冠クラブ、ウェルネス彩、新日鐵大分野球同好会、明野レジェンズ

 このブロックはNOMOが優位を見せる。レベルの高い南関東を勝ち抜いたウェルネス、九州王者の新日鐵大分、チームワークで2年前に旋風を起こした明野、ユーランド、赤崎を破り勢いに乗る秋田王冠が横一線で追う。
 前年、優勝を果たしたNOMOクラブ。今年は各チームからきついマークも受けるが、それでも近畿の企業チームと互角にたたかえる底力は伊達ではない。新日鐵大分はこの大会は初出場。元々は企業チームだった蓄積もあるだけにどうこの大会をたたかうか。明野は、2年前の大会でしぶとくたたかいベスト4。自分のペースでたたかえれば勝ち抜けるかも。ウェルネスは埼玉で旋風を起こしている所沢グリーンベースボールクラブを破っての本大会進出。秋田王冠も有力2チームを破っての本大会進出だけに、その勢いをそのまま持ち込みたいところだ。

 ブロックD-和歌山箕島球友会、札幌ホーネッツ、全鹿嶋野球倶楽部、新潟コンマーシャル、岩手21赤べこ野球軍団

 箕島、ホーネッツと実力派チームが並ぶが、何といっても、東京ドーム行きまで後一歩まで迫った赤べこ軍団が実力だけで見たら優位に立つ。全鹿嶋は、悲願の初出場。全国経験豊富な新潟相手にどうたたかうか。
 選手個々の力だけで言えば、優位に立つのは赤べこ。そして、都市対抗の県大会での「中だるみ」、代表決定戦での「プレッシャー」を経て、彼らがどこまでレベルアップさせてくるか。ただ、一番の悩みは選手層の薄さ。都市対抗以降、2人の選手が新たに名簿に掲載されたが、試合に出るのは投手3人、野手10人のみ。アクシデントが一番怖い。
 チームとしての力なら、箕島、ホーネッツともに負けちゃいない。箕島は、新戦力の台頭もあり、近畿のクラブはNOMO、大和高田だけではないところを示せるだけの技量はある。ホーネッツは前年の悔しさ(予選敗退)を晴らし全国舞台に。投手陣の層が厚くなっていれば、03年の再来も目指せる。
 コンマーシャルは頼れる二本柱が、相手打線をどこまで封じられるか。初出場チームに対して関門となる存在だ。全鹿嶋はようやく鹿嶋市の3チームの中で「全国舞台なし」の屈辱を晴らすことができた。その勢いを持ち込みたい。


 とりあえず、以上のようには書いてみましたが、野球は何がおきるかわからないものです。なんにしろ各地区のたたかいを勝ち抜いたチーム同士。楽なたたかいはありません。
 先にクラブチームカップ大会に触れた記事を書きましたが、この大会に進んでもいいチームが並んでいました。これらのチームに勝ち抜いた代表チームが出場するこの大会。皆さん、都合がつく限り野球場に足を運んでみてください。足利観光のついでにでもいいので。

 とりあえず、第一弾はここまでにします。大農野球部の特集記事は後回し(ついでに日付も変えます)にして、昨日書かなかった「『お利口さん』の言う事が嫌いな理由」を書こうかな、と考えています。
 それでは、一旦失礼します。 


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