MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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社会人野球2005―岩手県チーム紹介

◆050510 
 クラブ選手権の組み合わせにそって、各チームの紹介をします。紹介文はこれまでの取材と試合観戦、地元新聞記事等を自分なりにまとめて書いた事をおことわりしておきます。

○水沢駒形倶楽部→戦力安定度ナンバーワン。エース新田中心に守りよし、加藤兄弟、深井にJAいわてから移籍の大坊の加入で死角ナシか。赤崎と並んで優勝候補筆頭!
○福高クラブ→二戸市福岡高校OBでつくるチーム。高齢化に悩んでいたが、二年前の高校野球準優勝メンバーが入って活発化。元アイワ岩手4番・石輪の打は見物。
○花巻硬友倶楽部→かつては企業の後援も受けていたが今は若手が定着しないのが悩み。柱の中島が仕事激化で参加できないのも痛い。復活期す!
○雫石クラブ→強豪と言われる軟式チームのメンバーが、硬式でも旋風巻き起こす。噂されているJAエース佐々木の加入なれば、台風の目の可能性も。
矢巾硬式クラブ→まだ出来て3年のチーム。軟式の強豪チームを基礎にこの町にあったアイワ岩手の選手が加わり構成。まずは大会ー勝目指したい。
○大槌倶楽部→7年前にリニューアルして以来、着実に道を歩み、各大会でまず一勝する力はついてきた。目指すは隣町の釜石野球団に勝つことか。
○ー関三星倶楽部→かつてはクラブ選手権を全国制覇、都市対抗で県優勝したこともあるが、最近は勝ちきれていない。投打共にもう一つ怖さがほしい。
○オール江刺→近年力をつけたのがこのチーム。藤野、村岡と富士大の主力二人が入った事がより攻守に厚みを増した。投手 はバリエーション豊か。目標全国行き!
○釜石野球団→悩んでいた次世代継承の取り組みは、先の大会で取っ掛かりをつくった。両世代を大沢、大倉、古館がどう形にするか見せ所。
○盛岡倶楽部→89年に都市対抗の県代表になったが、最近は実力を出しきってない印象。エース高野の他に柱が ほしい。攻め所分かる打も注目。
○ー戸桜陵クラブ→歴史は古く、時に身体能力に秀いた選手も現れるが、なかなかチーム成績に現れていない。荒れ球だが、2年目の寺澤に注目したい。
○オール不来方→元企業の選手も多く、投打共に能力は悪くない。上位進出には徳田に続く漆原、佐々木の安定がカギか。野手若手も出てほしい。
○久慈クラブ→チーム体制が変わり、春の大会では本調子ともいえない結果だったが、調子戻れば爆発力ある打線は魅力。大沢、松村に次ぐ投手育成を。
○高田クラブ→何といっても菅野、馬場の本格二本柱が強力。打線も形にはまれば得点力がある。後は若手が経験積めば真の強敵(ライバル)になる。
◯九戸クラブ→各大会参加に苦労もあるが、若手も多くなり、場数さえ積めば、成長力に期待できる。都市対抗野球には不参加。
宮古倶楽部→まとまりと守備の固さが光るチームだが、いま投手を再整備しているところか。時々上位進出するあたり、悔ることはできない。
○黒陵クラブ→黒沢尻北高OB中心に創設されて数年。一定のレベルアップを果たした。後は上位チームにどう勝つかが課題。都市対抗には不参加。
○盛友クラブ→盛商OBの山蔭などプロが二人在籍しているのを刺激に、チームカは上昇してきた。元オリオンズの猪久保中心につながりある打で活路を見い出したい。
○北上REDS→北上球友がリニューアルスタートしてから一年。新戦力も形になってきた。投手も含めた守備力の増強が上位進出への一番のカギになるだろう。
盛岡市立クラブ→ー昨年は県本予選に進出。不来方、盛友という盛岡市のライバルに追い付くにはまとまりあるチーム力にプラスαがほしい。
○遠野クラブ→ここ数年、駒形の田代の加入があった他は目だった補強はないが、下手投げの井手を中心に堅実な野球で一つでも多く勝ちたい。
○前沢野球倶楽部→前沢高校の強さがこのチームに結びついてないのが残念。初めて県外大会に派遣されたのをキッカケに今年こそ躍進したい。
○JR盛岡→県内唯一の企業チームとして、責任が増してきた。地力はあるものの、ここ一番踏ん張れない弱味も。9年間の成果も問われる年に。
○赤崎野球クラブ→レギュラーの熟成度も増し、去年は都市対抗県優勝も成し遂げた。絶対的エースの山本と勝負強い打線で都市対抗、クラブの優勝も目指す。欲言えば新戦力の台頭も。

 今年大会に参加する24チームの紹介は終ります。
 しばらく前は「JAいわて」「岩手銀行」「新日鐵釜石」「盛岡鉄道局」…これらのチームで後楽園(東京ドームの前の球場)行きを独占したけど今は宮城県全盛。それを追いかけていた「太平洋セメント」「宮城建設」「アイワ岩手」も、上記のチームが規模縮小、または休部という状況の中、ここ数年の岩手球界を支えてきたのですが、不況に耐えきれず、近年相次いで活動を休止した。小規模ながら活動を続けていた「岩手東芝」「東北住電装」「東京製綱」も同じ道をたどった。

 クラブチームも決して安暖と活動していたわけではなかった。「オール釜石」「オール宮古」といった古豪が姿を消した。「オール軽米」「衣川クラブ」ー時は存在感も見せた「平泉クラブ」、そういや、一年で姿を消した「花巻童夢倶楽部」なんてのもあった。
 「住田硬式野球クラブ」「水工クラブ」は大会参加が非常に限られているのが現状。今回紹介したチームも、若手の確保には頭を痛めている。そんな中で頑張る社会人野球選手にぜひ、皆さんのご声援をお願いします。

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