MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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2005社会人野球−やった!NOMOクラブ、都市対抗本大会へ!(前ブログ記事再アップ)

 ここ数日野球の記事も多いけど、嬉しいことありましたね。なんたって野茂英雄投手が責任者 の「NOMOベースボールクラブ(以下NOMO)」が、都市対抗野球大会出場をきめたんですね。激戦区・大阪で健闘し次点、近畿ブロック大会でアスピア学園、ニチダイを破り、ドーム行きを決めました。企業の後援を受けないクラブチームが都市対抗本大会に出場するのは78年の全足利以来、NPOが関わるチームとしてははじめてです。

 「自治体最強チーム同士のたたかい」を標傍して始まった「都市対抗」も、いつの間にか実質的な「企業対抗」にされていたこの大会。それが悪いとは言いませんが、企業の動向でその地域の野球の取り組みが左右される、という欠点がありました。

 クラブチームになったとしても、それまでのバックアップ充分な野球から、「自己責任」の野球へ。練習時間も減れば、ケガしたときのまわりの目も違う。で、結局違和感覚えて野球を やめる。近年は企業チームがガタ減りし、このままではどうなるか、と思った矢先、従来の「企業」「クラブ」で割りきらないチーム作りに立ち上がる人が増えました。

 NPO法人の取得。複数企業が責任持ってのチーム運営。さらにそこに「地域の野球人」がくわわります。NOMOクは、その出資を野茂さん自ら引き受け、受け皿を作りました。その取り組みには敬意さえ覚えていましたが、まさか、こんな早くドームに行くとは…しかも、西武ドーム(クラブ選手権)でなくて、東京ドーム。自ら出資し、受け皿を作ろうという野茂さんの意を受け、清水監督以下スタッフが頑張った。何にしろ嬉しい話です。

19年2月追記−都市対抗本大会はJR東日本に1-6で敗退。この年のクラブ野球選手権を制し日本選手権にも出場しました。こうして「クラブチームでも戦える」という先鞭をつけ、以降のクラブチーム創立ラッシュに貢献したNOMOクでしたが、2010年代は苦戦を続け、この間に大阪府堺市から兵庫県豊岡市に活動地域を移転。18年、10年ぶりにクラブ選手権本大会に出場しました。

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