MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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岩手勢ともに惜敗―都市対抗野球東北予選、4日の結果と5日のみどころ。【2021社会人野球】

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 今日は。都市対抗野球二次東北予選は10月4日、石巻市民と仙台市民の2球場で開幕しました。行われた3試合に関しての雑感を記していきます。情報元は日本野球連盟・JABAHP(www.jaba.or.jp)と一球速報 comサイト。
▽第1T一回戦 日本製紙石巻2―1 水沢駒形倶
 日本製紙石巻は三回までに2点先取しペースを握ったが、その後は同チーム在籍経験ある左腕投手を中心とした駒形守備陣から追加点が取れない。駒形は六回に1点を返し、「いけるか」思わせたがあと一歩追いきれなかった。
▽第1T一回戦 七十七銀行 16―0 オールいわき
 七十七銀行は初回に先制すると、二回に7点、三回に8点とビッグイニング二つを重ね試合を掌握した。オールいわきは活路を見出したかったが3安打に封じられ、コールドで敗者復活戦に回った。
▽第1T一回戦 東北マークス4―2 JR盛岡
 この日一番のカードと目された試合は、JR盛岡が先手を奪うも、東北マークスが三回に3点を奪い逆転。その後じりじりとしたつばぜり合いが続いたが、八回にマークスが追加点をあげ逃げ切った。
 
ミニ特集―小峰クラブと関連話
 
 と、いうことで初日に行われた試合3試合はこのとおり。JR、駒形は共に接戦だったのですが悔しい結果となりました。
 昨日のみどころ紹介、小峰クラブの部分で「ここ37年と」と記しました。出先で記事を書いていた時に、手繰れた資料で結果がわかるのが84年まで。その後毎日新聞福島版ウェブ版を見たところ「創部45年目での初出場」という記載がされていました。
 日本選手権東北予選―09年まではオープン参加―には89年、91年、05年の3回東北進出の記録が。福島県のチーム数は最大30オーバーだった時期があり、その一方でここ10年は活動休止の情報を耳にすることが多くなっていました。同じ白河市内に全白河クラブという老舗がある中で、継続的に活動していたことに改めて敬意を表すものです。
 ちなみに。小峰という名で…白河駅の近くにある城が白河小峰城と言われ、約50年ぐらい前はその近くに野球場がありました。その野球場の写真を見ましたが、城壁がバックスクリーンになっているというなんとも豪快な球場で(その跡地には直接立ち寄ったことがありました)エンゼルス大谷翔平君にこの球場で打たせてみたかったかなと思ったり。城壁にぶつかるホームランを想像(←翔平君多忙なんだよ)。でも、大震災で城壁にダメージ受けたから今はもうだめかな。
 次の試合はJR東北相手ですが、頑張っていただきたいと思います。
※ただし、全白河の復活と小峰ク創設はほぼ同時期。

 で、10月5日の試合予定は以下のようになっています。第1試合開始は9時30分あたりです。日程最終確認もJABAHP(www.jaba.or.jp)で。
▽仙台・第1T二回戦 TDK―日本製紙石巻
 いきなり代表決定戦クラスの好カード。好投手二枚持っているTDKが日本製紙石巻攻撃陣をどう止めるか。石巻は捕手のできに注目したい。
▽仙台・第1T二回戦 トヨタ自東―七十七銀行
 粘り強い左投手陣と力使える右投手陣が特色のトヨタは、移籍選手や台頭した捕手が波に乗せるか。一回戦は厚い攻撃力を見せた七十七は気持ちをどのようにセットしていくか。
石巻・第1T二回戦 JR東北―小峰クラブ
 宮城予選では序盤から勢いつけて紅獅子旗を勝ち取ったJR東北は東北でも倣うか。小峰クラブは都市対抗東北部分初試合。アマ最高峰の試合を堪能しに行く。
石巻・第1T二回戦 きらやか銀行―東北マークス
 山形予選では予想外の苦戦も強いられたきら銀。戦い方を再構築し再出発期す。マークスは下克上の一歩目を刻んだ。強力バッテリー中心に6強に食い込む。
 今日の記事制作は小峰クラブの部分中心にお伝えしました。おつきあいいただきありがとうございました。

都市対抗野球東北予選は4日開始!初日4試合の見所。【2021社会人野球】

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 都市対抗野球の記事ですが…8月の時と違って今回は純粋に忙しくて事前記事作ることができませんでした。新聞などで伝えられている情報として、秋田のゴールデンリバースも残念ながら棄権に。ランナースアップ(繰り上げ)もなく、4日対戦する予定だった小峰クラブは不戦勝という形になりました。
 今後仕事が沢山入ってくるので、事前記事については対応不可能ということでご勘弁ください。以下に見所を記していきます。情報はJABAHP(www.jaba.or.jp)より。時間確認などもそちらでお願いします。

▽第1T一回戦 日本製紙石巻―水沢駒形倶
 石巻市民球場のオープニングゲームは地元日本製紙石巻が登場。一時期はここ一番でそれまでの実力を出しきれない部分もあったが地元の後押しで克服に行く。一方水沢駒形は宮城の企業チーム経験者も加入。自分の優位なポジションに持ち込んで戦いたい。
▽第1T一回戦 オールいわき―七十七銀行
 優位な位置に立つのは七十七銀行。ここぞという時の粘り強さに定評があるがやはり目指すは青獅子旗(東北優勝)。好スタートを切りたい。オールいわきはここ数年エフコムBC(富士通アイソテック)と並んで福島代表格の地位を固めている。福島王者して臨む今回はどこまで企業に迫れるか。
▽第1T一回戦 小峰クラブ―ゴールデンリバース
※文頭に記しました通り小峰クラブの不戦勝。都市対抗ではここ37年東北大会の記録がない小峰クラブでしたが、試合をしての勝利をつかみたかったところ。両チームにとっても残念な不戦試合となってしまいました。
▽第1T一回戦 東北マークス―JR盛岡
 仙台市民球場で開催されるこの日一番の注目カード(伊東選)と目されるこの試合、東北マークスは数年ぶり(16年以来?)都市対抗東北進出。陣容はだいぶ変わったものの、東北クラブ球界屈指の戦力を持つことは間違いない。一方JR盛岡もセカンドグループから東北6強に割り込むためにスタートダッシュを良くしたい。

 事前記事を書くことができませんでしたが、毎日の記録はしていくつもりでいます。都市対抗野球東北大会で戦われる皆さんの健闘を願うものです。

社会人野球・岩手県の主要大会開催の歴史。【2021社会人野球】

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例によって、クリックすれば少し大きくなる(はず)
 社会人野球最大の大会、都市対抗野球岩手県予選が終わりました。東北大会はどうなろうとしているのかまだつかんでいませんが、あと2週間余りで開幕となります。日本野球連盟や各企業チームホームページでの発表はまだないので、ひとまず置くとします。

 今日は岩手県で開催された社会人野球大会一覧表を表示します。明治時代(大体1890年あたり)に野球が入ってきて、学校で広まって、学校卒業した人たちが社会で野球をやるようになり…そこから30年ぐらい時間をかけて、その地域・都市を代表する野球をということで、都市対抗野球が行われるようになりました。そこが社会人野球の一つの基礎でしょうか。
 当時は社会人野球と言わずに実業野球とか別な言われ方もしていたが、そんななかで社会人の人たちがやる野球は発展していき、1934年のいまのNPBにつながるプロ野球創設に。戦時状態になり野球熱は失われますが、戦争も終わり抑圧された空気が発散されるかのように野球熱が復活し、その中で参加するチームも増加。1949年には社会人の野球を統括する連盟も創立され、大会も徐々に整備されていくこととなります。

 で、図表を見てみると、岩手県内では1950年代から都市対抗野球を軸に春に一つ、秋に一つ大会が行われるのがベースに。1963年に東北選抜、ベーブルース春季の大会がなくなりますが、この時は社会人野球界「大会数の削減を」という声があったとも記され(協会報)ていて、その影響と思われます。
 1964年に毎日旗秋季大会、県知事旗春季大会の二つが設置され、それ以降はクラブ野球の活性化を目的にしたクラブ大会や、企業リーグ、地域大会など各種大会が発展していくこととなります。
 図を見ると本当これらの大会運営するのも大変です。野球をやる側からやるのを手伝う側になってく人も増えてほしいな、と。自分は病気もあってその手伝いもできないのが申し訳ありません。その時々の頑張りを見届けて行こうと思っています。
 なお、図表は大分前に自分が作り置きしていたものを出したので、誤りなどありましたらご指摘ください。

都市対抗野球岩手県予選。トヨタ自東が9連覇、JR、駒形と東北予選に。【2021社会人野球】

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写真→決勝戦試合中を伝えるJABAHP(www.jaba.or.jp)速報欄。
 
 9月20日洋野町オーシャンビュースタジアムで都市対抗野球岩手県予選が行われ、東北大会に進出する3チームが決まりました。前回記事で伝えきれなかった準決勝2試合と併せて雑感を記していきます。情報元は日本野球連盟ホームページ(www.jaba.or.jp)より。

▽準決勝 トヨタ自東 5―1 水沢駒形倶
 初回に駒形が先制したが、トヨタはすかさず逆転。三回に2点、五回ににも1点を追加しだめ押し、ペースを加速させた。駒形は主戦級3投手継投で、後半は失点を許さなかったが、打線もトヨタのタイプの異なる3投手の継投に抑え込まれた。
▽準決勝 JR盛岡  7―5 オール江刺
 延長にまでもつれ込む熱線はJRが攻撃力を見せ江刺の猛追を振り切った。初回に江刺が先制も、JRはすかさず追いつき、四回には勝ち越し。江刺は六回に同点に追いつくと、後半は両者得点奪えず延長戦に。延長十回に4得点を挙げたJRが江刺の反撃を2点に抑え決勝進出。
▽第3代表決定戦 水沢駒形倶 10―1 オール江刺
 春のクラブ選では苦杯を喫した駒形だったが、この日は四回に先制すると七回までに3得点。江刺は七回に職業選手経験した強打者が本塁打を放ったが、駒形は九回にに大量7点をあげ、投げては移籍した本格派投手が完投、東北大会進出を決めた。
▽決勝戦 トヨタ自東 2―1 JR盛岡
 前年秋に壁をこじ開けたJR盛岡だったが、都市対抗の舞台でここまで県8連覇のトヨタがスタート良く2点先制。JRは二回に1点を返し、以降は両チーム守備陣の奮闘で無得点が続いた。最終的にはトヨタが序盤の2点をジグザグリレーで守り切り9連覇を達成。JRは追撃が欲しかった。 

 さて、個人表彰ですが…日本野球連盟のホームページをご覧ください。(拙稿では2021年中は個人名出さない方針)ただ、例年出ている新人賞や特別賞が対象者なしというのに「うーん」という思いを持ちました。選手名簿をパンフレットを見ても、新人がごそっと入ったチームが見えず。生きていくことだけで精一杯の今の世の中を反映したものと感じました。
 あと10日もすれば東北予選が始まります。その組み合わせをまだ見ていませんし、1ヶ月野球離れてる間に他の県の一次予選が行われていて、その様子をつかめていないもので、いまの時点では何とも語りようがないです。都市対抗岩手予選は延期や会場変更がありながら、なんとか代表を送り出す所まで持って行きました。そこに関わられた皆様に「お疲れ様でした」と申し上げます。
 そういえば東北クラブカップの記事書いてなかったですね(焦)なるだけ早くします(焦焦)。おつき合いいただきありがとうございました。

都市対抗野球岩手県予選・19日短報と20日見所【2021社会人野球】

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 都市対抗野球岩手県予選は19日から再開。洋野町オーシャンビュースタジアムで準決勝2試合が行われました。試合結果については短報、後は見所を記します。情報元は日本野球連盟ホームページ(www.jaba.or.jp)より。
▽準決勝 トヨタ自東 5―1 水沢駒形倶
▽準決勝 JR盛岡  7―5 オール江刺
 20日の試合の見所です。
《9月20日 種市オーシャンビュースタジアム 9時30分あたり開始予定》
▽第3代表決定戦 水沢駒形倶―オール江刺
 春のクラブ野球選手権東北予選でも対戦しこの時は江刺が勝ち全国大会に進出した。前日の試合ではJRに善戦した江刺だが、早朝の試合にどう体を合わすか。駒形は試合の入りを良くして自分の流れをつかみたい。
▽決勝戦 トヨタ自東―JR盛岡
 ここ数年、決勝はこのカードになることが多く、昨秋はついにトヨタの厚い壁をJRが越えた。前日も延長10回に攻撃力の強さを見せて勝ち上がり。96年復活以来の初優勝となるか。9連覇のかかるトヨタは選手の代替わりも進みながらの強さを見せている。変わらぬ強打を持つ選手を中心に高い水準のプレーを。
 19日はすごい快晴の天気でした。20日もそれは変わらないでしょう。参加される皆様のベストプレーを願い、記事を終わります。

都市対抗野球岩手県予選。今週末に東北行き3チームが決まります。【2021社会人野球】

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種市の球場は寄ったことがないので(同じ洋野町でも大野の野球場はある)
野球場の写真ということでご勘弁ください
※アップ寸前に台風による延期の情報が入ってきたので一部記述に乱れがあります。(17日19時35分)
 私の身勝手な事情でしばらく野球から遠ざかっていまして、8月に行われた四回戦までの成績は記してきませんでした。今週末18、19日19、20日洋野町種市オーシャンビュースタジアムで、4チームによる東北予選進出戦が行われます。情報元は日本野球連盟ホームページ(www.jaba.or.jp)より。

◆第一週―福高ク無念辞退/久慈、2日間3試合を連勝し四回戦進出
 7月31日、8月1日に一戸、軽米、葛巻岩手県北3球場で一回戦から三回戦までの14試合が行われました。
 特筆は一回戦から登場して2日間で3試合を勝ち抜いた久慈クラブでしょうか。クラブ選手権本大会出場に貢献した中村投手が登板しませんでしたが、4投手がそれぞれ奮闘しての進出。一戸は地元会場でMKSIBC、花巻に連勝。一方で福高クラブはコロナ感染拡大の影響によるものでしょうか、エントリーはしたものの残念ながら辞退。となってしまいました。
 以下に雑感を記していきます。
▽一回戦 久慈クラブ 8―1 オール不来方
 最近の大会で強さを見せ続けている久慈クラブは、中盤まで接戦を六、七回の集中打で一気に突き抜けてコールド勝ち。不来方は三回に1点を返したが、折り返し以降の久慈攻撃陣を止められなかった。
▽一回戦 住田硬式ク 13―10 北上REDS
 両チームとも主戦投手が先発。住田が二回に先手を取り4回までで6―0としたが、北上が一気に猛追。緊張感が漂ったが、六回の4失点で突き放されたのが響き、終盤更に追い上げたが届かなかった。住田が二回戦進出。
▽二回戦 一戸桜陵ク 5―4 MKSI BC
 前年大会はベスト4に勝ち上がったMKSIだが、一戸は地元開催で良い所見せんと二回にMKSIの絶対的エースから大量5点を奪いリード。MKSIは1点差まで追い上げたが、一戸投手陣を攻略しきれなかった。
▽二回戦 盛岡球友倶 9―0 遠野クラブ
 3点勝負の接戦が予想されたが、盛岡球友が初回に先制以降、三回、五回に集中得点を奪い、投げてはベテランサイドスロー投手が遠野打線を完封。遠野は打つ手を見出せず予想外のコールド敗退。
▽二回戦 一関BBC 9―5 宮古倶楽部
 沿岸大会で3試合1勝と経験を積んだ宮古の意気込みを、一関が序盤三回までの8得点で砕いた。宮古は四回に3点を返すが、一関は六回に奪った2点でダメ押し。3投手継投、6長打で一枚上回り三回戦進出。
▽二回戦 盛友クラブ 15―3 前沢野球倶
 盛友は先発した若手投手を打線が援護し、四つのイニングで3得点以上を挙げリードを奪った。前沢は3点を返したが、大量失点を覆すまでに至らず無念の敗退。
▽二回戦 花巻硬友倶 16―5 雫石クラブ
 ペースを握り続けた花巻が八回に9得点のビッグイニングをつくり、雫石を突き放しコールドゲームに。花巻ベテラン捕手は本塁打をも叩き込むなど攻守に奮闘。雫石は5投手継投、七回には3点を返し追い上げムードを作ったが、「9失点」が響いた。
▽二回戦 久慈クラブ 2―1 矢巾硬式ク
 久慈投手陣と矢巾の細川の投手戦。久慈が初回に先制するも、八回に矢巾が同点に追いつき延長戦に。延長タイブレーク矢巾が得点を奪えず、その裏に久慈がサヨナラ勝ちという結果と相成った。
▽二回戦 釜石野球団 14―6 住田硬式ク
 隣町同士の対決となったこの試合、序盤ペースを握ったのは住田。四回まで3―1とリードしたが、釜石は五回以降攻撃陣が活性化し、八回までに7長打で14点を挙げ逆転コールド勝ち。住田は中盤で加点が利かなかったのが悔やまれた。
▽二回戦 高田クラブ 不戦勝 福高クラブ
 文頭でも触れましたが、福高クラブが参戦の機会が巡ってきた…と思ったら、コロナ感染の影響もあり棄権と相成りました。
▽三回戦 高田クラブ 3―1 盛岡球友倶
 三陸沿岸大会で久慈に対してスコアレスドローに持ち込んだ高田は、この日も投手陣が奮闘し、盛岡球友を相手に最少失点に抑え、九回に3点をあげ逆転。そのまま逃げ切った。盛岡球友は若手投手陣が奮闘したが終盤に寄りきられた。
▽三回戦 一戸桜陵ク 8―3 花巻硬友倶
 ライバルを破り勢いに乗る一戸。この試合は先制攻撃が効いて五回までに7―0とリード。花巻は六回に3点を返すが一戸4投手を攻略しきれなかった。一戸は普段のポジションと違う位置で活躍見せた選手も。
▽三回戦 久慈クラブ 7―0 一関BBC
 一関は昨年都市対抗で勝ち上がる原動力の投手が登板したが、久慈は多くの経験を積んだエースが一関打線を完封。4回までに7点を奪いコールドに持ち込んだ。
▽三回戦 釜石野球団 8―3 盛友クラブ
 勢いに乗ったら止まらない釜石打線を盛友の若手右腕がどう抑えるかがポイントも、釜石は二回に5得点を挙げペースを握る。そのイニング以外はほぼ互角に渡り合っただけに、ビッグイニングが勝負を分けた格好となった。

◆第二週 シードチームが力を発揮、揃って第三週へ
 トヨタ自動車東日本、JR盛岡、水沢駒形、オール江刺のシード4チームはこの週から登場。8月7日、8日にそれぞれ 三回戦までを勝ち上がった4チームと金ケ崎町森山運動公園で対戦しました。
▽四回戦 トヨタ自東 9―0 久慈クラブ
 クラブチーム同士の戦いでは安定した実力を築きつつある久慈だが、トヨタ相手では苦戦させられる格好になり八回コールドに。トヨタは高卒新人野手が長打を放ち、今年成長を見せた投手が久慈をシャットアウトした。
▽四回戦 水沢駒形倶 6―0 一戸桜陵ク
 駒形は二回に先制すると、中押し、ダメ押しとまんべんなく点を加え、投げては5投手継投で一戸に突け入る隙を与えず勝ち上がった。一戸は主戦投手が奮闘するも、打線の援護が利かなかった。
▽四回戦 オール江刺 9―0 釜石野球団
 2019年のクラブ選手権では江刺を破っている釜石。その時より陣容を強化して臨んだが江刺はそのリベンジとばかりに初回からエンジンフル回転。投げては若手本格派投手が釜石打線をゼロに抑え7回コールドで勝ち上がった。
▽四回戦 JR盛岡  20―0 高田クラブ
 盛岡球友に競り勝った勢いで企業チームにぶつかった高田だったが、JRは三回と五回にビッグイニングを作り一気に突き放し都市対抗デビューの2人も含めて4投手継投で完封勝利。高田は一糸も報いることができず、大会をあとにした。

◆第三週延期―そして今週末の決戦。
 …と、ここまでの経過をたどって8月21、22日に「さあ東北進出決定戦」と思いきや、コロナ感染の拡大により野球場が使えなくなったことも相まって大会は延期。しかも、野田村ライジングサンスタジアムも使えず、再々変更で洋野町種市オーシャンビュースタジアムに会場が変更されました。
 紆余曲折を経ての開催は9月19、20日(18日は台風のため延期)。4チームの中から3チームが東北大会行き。一見4分の3という数字に目が行きますが、実質は「2連敗したら終わり」という過酷な闘いでもあるわけです。下記に見どころを記していきます。
《9月18日 19日 洋野町種市オーシャンビュースタジアム 8時30分前開始予定》
▽準決勝 トヨタ自東―水沢駒形倶
 代替わりも進むトヨタは、これまで主戦選手ではなかった選手が試合結果の一覧に名前が載るように。どういう陣容で戦いにくるか注目したい。駒形は細かい投手継投で戦いにくるケースが多い。巧打者、強打者の加入で得点を取るパターンは増えるだけに、トヨタにどう食らいつくか見ものだ。
▽準決勝 JR盛岡―オール江刺
 JRは初戦20得点、新人投手も経験を積んだ。公式戦の経験では割を食っている部分もあるだけに、春の日本選手権の経験をどう生かすか。江刺はバリエーション豊かな投手陣でJRの攻撃力をかわしたい。打線はFMコンビ以外でどう厚みのある攻撃ができるか。
 19日は準決勝の2試合、20日は第3代表決定戦と決勝戦が行われます。今回の記事は大会開催4日分を一気に書いた格好となりました。最初に書いた通り、野球から離れなきゃならない事情が私にできたので、リアルタイムで書くことができなかったことを申し訳なく思います。結果・リザルトを改めて見てみると、今年もまたそれぞれのぶつかり合いと言うか、“存在証明”を見せてたんだなあというのを感じます。今年は自分の関わるチーム(赤崎野球ク)は参加しませんでしたが、来年こそこの戦いの輪に入れるように、と願っています。
 長い記事になってしまいましたがお付き合いいただきありがとうございました。

第7回東北クラブカップ開幕。大会初日の見所【社会人野球2021】

 4、5日に行われる社会人野球・東北クラブカップ大会の前日記事を記載します。各県予選については少し前の記事で触れましたので、ここでは見所を。
【信夫ヶ丘球場・8時30分ころ開始予定】
▽一回戦 山形・新庄球友ク―岩手・住田硬式ク
 鶴岡との接戦制し力を取り戻しはじめた古豪・新庄に、活動35年東北初挑戦の住田が挑む構図に。若手が引っ張る住田がどこまで迫るか注目したい。
▽一回戦 福島・エフコムBC―宮城・TFUクラブ
 この日一番の注目カード。近年は東北マークスとも互する力を持つTFUが、チーム再構築中のエフコムにどう対峙するか。
▽準決勝 一回戦勝者同士
【ほばら大泉球場・8時30分ころ開始予定】
▽一回戦 岩手・MKSI BC ―福島・全白河クラブ
 岩手の成長株MKSIと、数々の歴史を積み重ね、この大会第一回準優勝チームの全白河との対戦。勝利という“実”をとれるのはどちらか。
▽準決勝 福島・ALL北嶺―第一試合勝者
 秋田・秋田GLANZの棄権でALL北嶺が即準決勝に。第一試合勝者は気温の変化に気をつけながらの連戦対応を。北嶺は追走グループ突破をこの大会の結果で示したい。
 …同じ日に行われる高松宮賜杯全日本軟式大会1部では計11チーム辞退、一回戦8試合、二回戦1試合不戦という状態。滋賀県代表のREDSTARSは戦わずしてベスト8に。
 日本野球連盟・JABAHP(www.jaba.or.jp)を3日夕方確認したところ、これ以上の辞退チームは出ていないので、あとは無事に終わってほしい、と願うのみです。なお、大会雑感は2日分まとめて日曜日以降記載します。

東北クラブカップは9月4、5日開催。組み合わせと各県予選紹介。【2021社会人野球】

 久しぶりの社会人野球記事です。都市対抗野球岩手県予選はもう少し先になるので、タイミング見計らって記事を書いていきます。
1.東北クラブカップ大会組み合わせ
 今回は約10日後に迫った東北クラブカップ大会について記述します。この記事を書き始めたのは8月24日ですが、大会トーナメント表を見たところ、秋田代表の秋田GLANZが棄権ということになってしまいました。今年のクラブ関係の大会ではゴールデンリバースが規模縮小で大会に臨まざるを得ず、能代松陵クは出場辞退。秋田のクラブチームで継続的に活動しているチームでは一番古い歴史を持つGLANZ、大船渡出身の選手もいただけに注目していましたがが残念です。
 残った7チームのトーナメント表は以下の通りです。
◆9月4日 信夫ヶ丘 8時30分前開始予定
一回戦 新庄球友ク―住田硬式ク
一回戦 TFUクラブ―エフコムBC
準決勝 両試合勝者
◆9月4日 ほばら大泉球場 8時30分前開始予定
一回戦 MKSI BC ―全白河クラブ
   ※秋田GLANZ辞退
準決勝 第1試合勝者―ALL北嶺
◆9月5日 信夫ヶ丘9時30分前開始予定
 決勝戦
 なお、雨天順延は1日のみで、以降打ち切りとなる模様です。高校野球選手権が順延で悩まされ、天候もどうにも…ですが、無事に大会を完結したいものです。
2.東北CCへの道のり―代表決定試合
 下記に東北CC各県代表を決める戦いの様子を記します。単独大会で行ったところと、他の大会進出戦と重ねて行ったところとあるので、その部分は注釈入れます。
【秋田】6月12、13日(こまち球場)
一)秋田王冠ク 7―4 互大設備DC
  秋田BBC 15―9 大曲BBC
準)秋田王冠ク 5―2 由利本荘
  秋GLANZ8―2 秋田BBC
決)秋GLANZ7-3 秋田王冠ク
 【山形】8/14(新庄市営)
決)新庄球友ク 2―1 鶴岡野球ク
 【福島】7/31、8/1、7、8(天狗山など)
一)泉崎ノイジーズ 11―3 保原クラブ
  須賀川クラブ19―6 川俣クラブ
  いわき菊田ク10―1 郡山イース
  ALL北嶺 4―1 福島硬友ク
二)エフコムBC11―3 泉崎ノイジー
  郡山BBC 11―4 須賀川クラブ
  全白河クラブ9―4 いわき菊田ク
  ALL北嶺 12―3 小峰クラブ
準)エフコムBC10―3 郡山BBC
  全白河クラブ5―4 ALL北嶺
3決ALL北嶺 11―7 郡山BBC
決)エフコムBC25―2 全白河クラブ
【宮城】7/31、8/1(石巻市民)
一)石巻日和倶 13―8 白山クラブ
  HOKUTO―BC6―5 大崎トリプルクラウン
  TFUクラブ20―0 青葉クラブ
準)東北マークス11―1 石巻日和倶
  TFUクラブ4―0 HOKUTO―BC
決)東北マークス5―4 TFUクラブ
※大会取り決めとして「優勝チームが10月に行われる東北会長大会、準優勝チームが東北クラブカップ進出」の取り決めによりTFUクラブがクラブカップ出場。
【岩手】6/5、6、12、13(花巻、大迫、遠野、住田)
一)釜石野球団 7―3 黒陵クラブ
  宮古倶楽部 3―2 一関BBC
  盛友クラブ 7―0 高田クラブ
  盛岡球友倶 13―1 前沢野球倶
二)オール不来方9―2 花巻硬友倶
  盛岡球友倶 4―2 矢巾硬式ク
  水沢駒形倶 10―2 一戸桜陵ク
  釜石野球団 5―3 オール江刺
  北上REDS12―3 雫石クラブ
  遠野クラブ 4―1 宮古倶楽部
  MKSI BC 5―1 久慈クラブ
  住田硬式ク 14―12 盛友クラブ
三)釜石野球団 7―0 北上REDS
  MKSI BC 8―4 遠野クラブ
  住田硬式ク 7―6 オール不来方
  水沢駒形倶 5―3 盛岡球友倶
準)MKSI BC 4―3 釜石野球団
  水沢駒形倶 15―10 住田硬式ク
決)水沢駒形倶 17―6 MKSI BC
※「優勝チームが東北会長大会進出。準優勝チームと準決勝敗退チームで優勝チームに敗れたチームが東北クラブカップ進出」という取り決めにより、準優勝MKSIと、優勝した水沢駒形に準決勝で敗れた住田硬式クが出場。

 …と、日本野球連盟ホームページに出ていた情報に基づいて東北5県の予選状況を記してきました。ところが、青森県が見つからないんです。本大会トーナメント表を見ての通り、青森県からはクラブカップ進出チームがありません。7月4日にクラブカップ青森県予選が予定されていましたが、その実施状況に関して把握できず、どのような形態で不出場が決まったかわかりませんでした。
 青森県は昨秋の都市対抗野球でも弘前アレッズが辞退、軟式野球でも今年行われた高松宮賜杯東日本軟式野球大会で2部大会東北Cブロック代表になった宝成食品野球部が本大会のトーナメント表に名前がありません(ちなみに1部大会東北Cブロック代表の岩手八幡平サンデースも名前がありません)。全日本軟式野球大会は8月下旬に予選予定。国体も東奥信用金庫が出場権を得ていますが大会自体が中止…どうも青森県の野球チームは県外の大会に出場するには状態が厳しいようです。
 軟式野球部分まで視点を広げて書いてみましたが、どうにもコロナ感染の厳しさが悪化している状況です。なんとか無事に大会が行われてくれれば、と願うものです。

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記述再開します。身近な社会人野球開催について。【2021社会人野球】

 気温がぐっと高くなりましたが、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。スポーツに対してのスタンスも整理整頓ついたので、社会人野球の記述も再開します。

 コロナ感染の拡大が伝えられまして、自分が見に行こうかと思っていた公式戦二つも大きい影響を受けることとなりました。
 
都市対抗野球岩手予選→「今週末21、22日に岩手県営球場で開催予定」が、「9月18、19に延期、会場も野田村サンスタジアムに。情報元は岩手県連盟HP、該当記事→(https://iwate-baseball-ass.officialblog.jp/archives/10639639.html)ペーストしてご覧ください。
 
▽東北クラブカップ→9月4、5日に福島市伊達市保原で開催予定も無観客試合に。情報はJABAHP(www.jaba.or.jp)より
 
 特に後者に関して、住田硬式野球クラブが県大会以上公式戦初挑戦ということで見届けたかったのですが、福島県での社会人野球公式試合は全て無観客で行われている様子で、残念ながら諦めざるを得ません。
 9月半ばの都市対抗も、約60年振りに沿岸地区の本予選(1950年代半ばに釜石で開催。77〜03年開催のクラブ予選開催実績は除く)ですが、感染の終息が見込めるかについては?マークがつくので、今年は10月後半に高田松原球場で行われる「岩手アマチュア王座決定戦」しか見られないのかな、と思っています。
 とりあえず自分は何とか生き抜くってことを考えるだけで精一杯。ナチュラル隔離生活で頑張ることにします。おつきあいいただきありがとうございました。

東京五輪などを踏まえ、スポーツとの関わりについて見解申し上げます。《三媒体共通》

 今日は。当方のブログ記述をやめて1ヶ月近く経ちました。先日の記事で、東京五輪についての見解を書きましたが、そこに至るまでの積み重ねも手伝って、スポーツにが嫌になり、その精神状態のまま人の中にいるのも怖かった、ということで、しばらくブログの記事も書かないでいました。
 一応物音を切り分けて、整理整頓し直してようやくまとまったので以下にその見解を記します。
1)スポーツ全般に関して。
  応援しなければ非国民
  特定の民族・立場は反日
 ―2010年代の五輪・世界的スポーツイベントでは、上記の考えでなければ「許されない」雰囲気が醸し出され、その場所に身を置くのも嫌になり、全日本的なスポーツ界に関しての信頼を完全に失いました。「身近なスポーツ」に関しては、理由を別にして見届け続けようとは思いますが、それを超えた部分はもはや視界に入りません。
2)自分が関わる身近なスポーツについて。
 郷里の岩手・大船渡に対する想いもあり、その部分での関与・応援は続けていこうと。また同じ労働者…働きながら地域にも関わり、家族など身近な人と支え合いながら頑張る身近なスポーツマンは応援する、という想いは残っているので、完全に身を引くことはしません。
3)都合がいいと言われればそれまでですが、応援し続けられるものとそうでないものと切り分けて、応援し続けられるものは頑張れと言い続け、そうでないものに対しては「本来あるべき姿に戻る」までしっかり監視していこう、と考えがまとまりました。以降はこの方向性でスポーツに相対していきます。
 
                2021年8月17日 伊東  勉
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