MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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第2代表は日本製紙石巻―都市対抗野球二次東北予選、14日の結果。【2020社会人野球】

◆第2T決定戦 日本製紙石巻5―2 JR東北
 去年、一昨年と四度代表決定戦で泣いた日本製紙石巻が東京ドーム切符をもぎ取った。先発は経験豊富なJR東北西村と石巻塚本。二回にJR東北が2点先制。裏に石巻が1点返し膠着状態かと思われたが、六回裏に石巻が一挙4点!以降のJR東北の攻撃を塚本→斎藤と酸いも甘いも噛み分けた選手で抑えきりリベンジを達成した。

 10月6日から始まった都市対抗野球二次東北予選、雨で延期もありましたが、10日間の日程を終えて東北からの2代表が決まりました。
 都市対抗野球予選が終わると「祭りの後の寂しさ」ってのを感じますね。いつもいつも。総合的な雑感は今週中に書くとして、今日は代表になった日本製紙石巻について。
 今でこそ東北6強に数えられるようになりましたが、10数年前はTDK、JR東北、七十七銀行を追いかける立ち位置のチーム。00年代当初に日本製紙旭川メンバーと合流して強化もし始めていましたが、まだその様子は「模索中」のものでした。
 それでも選手も、応援団も“熱”を持っていた様子はこの目で見ています。ある年の七十七銀行との試合でしたか。終盤突き放されて逆境に追い込まれた日本製紙石巻。応援団のコールはなんと「何でもいいから点入れろ!」。スマートな応援からは遠いのでしょうが、それでも「諦めんじゃねえよ食らいつけ!」という思いはしかとくみ取れるものでした。
 そのあとに大昭和製紙野球部経験者による協力や、活動休止した日産自動車の投手加入もあり東京ドームにたどり着いたのが2010年。東日本大震災もありながら東北の強豪であり続けたもののこの数年は苦しんできました。こちらも雌伏の波を経てのドーム進出。ほんにおめでとうこざいました。
 
 本大会は11月下旬。残り大会もあとわずかです。寒くなる天候にお気をつけてお過ごしください。

TDK復活優勝!都市対抗野球二次東北予選、13日結果と14日見所【2020社会人野球】

 今日は。都市対抗野球は東北二次予選が行われ、東北優勝・本戦出場チームが決まりました。JABAHP(www.jaba.or.jp)情報から雑感を記します。
◆第1T決勝戦 TDK   2―0 JR東北
 延長13回までもつれた試合だが、エース小木田が強さを見せ、踏ん張った様子に触発された攻撃陣が12回に2点もぎ取り東北優勝を成し遂げた。JR東北は桜糀→山田が奮闘するも打線が沈黙した。
◆第2T四回戦 日本製紙石巻4―3 七十七銀行
 第1試合のこのゲームも延長13回タイブレークにもつれた試合。先制は日本製紙石巻七十七銀行は五回までに長嶋の本塁打などで逆転するが石巻が六回に追いつく。以降は0行進が続いたが、最後は石巻が差しきり、県予選のリベンジを果たした。

 さて、毎度不評のコラム。今日は優勝したTDKについて触れます。私にとって岩手県以外の強豪で一番意識するチームがTDK。それは野球の試合そのものもですし、試合の応援合戦という部分でもそう。直接対決が二度(05年、10年)あり、05年は予選リーグ引き分け。TDKが翌年に都市対抗全国制覇を成しただけに生涯で5本の指に入る思い出の試合でした。
 東北6強の一角にいたTDKですが、ここ数年…特に日本代表も経験した阿部正大さんが一線を引いたあとは苦戦の方を多く見ることに。その記事を見るたびに「あのTDKが…」という気持ちになったものでした。
 今年は新人選手を多数入社し、その選手が刺激剤になった―あちこちのマスコミで書かれていた記述。そういや、馴染みの選手だったはずの背番号が違う人のになっていたな…とか変化を感じまして。チームも長く雌伏の時を経て、この日投げた小木田君もケガを乗り越えてきた。阿部正大さんや野田正義さんといったTDKのエースに必要な要素「強い投手であれ」。小木田君もそんな投手になりました。
 試練乗り越えんべど努力された成果が優勝に結び付いたことと思います。TDK野球部にか変わる皆様に。おめでとうございました。

 さて、14日は最後の1枠をめぐっての戦いが行われます。
◆第2T決定戦 JR東北―日本製紙石巻
 両者とも前日延長を戦い、そのケアをどこまでしていけるかがポイントのひとつ。その上で両者ともにローテーションの「片方」を残しているだけに競り合い予想。あとは9日間の「成果」絞り出す気迫を。
 …明日は動画の中継ないので速報で結果を見届けるとします。おつきあいいただきありがとうございました。

都市対抗野球二次東北予選、12日結果と13日見所【2020社会人野球】

 今日は。都市対抗野球二次予選は大詰めに差し掛かりまして。九州地区と東北地区がいま熱戦開催中。九州では企業チームが軒並みクラブチームに敗れる事態に。第2代表争いが混沌とする状態になってますが、さて東北はどうなったでしょうか。JABAHP(www.jaba.or.jp)情報を元に雑感を記します。
◆第2T三回戦 七十七銀行 8―4 きらやか銀行
 注目された銀行チーム対決だったが、雨の影響で両チームの主戦投手の立ち上がりが思うようにならず乱戦に。きら銀が一時逆転するも、七十七が三回の4点を端緒に五回までに8―3と倍返し。きら銀は藤本の本塁打で追いすがったが及ばなかった。
◆第2T三回戦 日本製紙石巻4―1 JR盛岡
 前評判は日本製紙石巻優勢と見られていたが、JR盛岡は寺田を先頭に激しく食らいつき、三回に1点返したときは「もう一押し」が期待されたが、石巻は六、七回に1点ずつ加えだめ押し、投げては中山→宮内とつないで振り切った。
 …敗れはしましたが、JR盛岡は着実に力をつけています。
 振り返ってみると、1997年の復活当初は宮城建設がいて、JAいわてがいて、太平洋セメント、アイワ岩手、クラブでも釜石野球団、水沢駒形倶、一関三星倶といったチームの後塵を介す状態。まずは県代表を争う位置に持っていく所から始まりました。
 2000年代初頭、先に述べたチームが次々活動を終え、一方でフェズント岩手、赤べこ軍団の参入があり。その狭間で赤崎野球ク、水沢駒形倶と共に県外チームを迎えうち、新興チームの壁であろうと奮戦した時期がありまして、そうした戦いを経て、東北の舞台に安定して進出できるように。
 2010年代。活動スタンスに制約があり東北6強には厳しい結果を味わうも、中身は段々に良くなり、県内ではトヨタ自東とつばぜり合いに持ち込めるように。こうした一つ一つの取り組みがチームとしての気風というか、文化というものですか。それをつくってきたように思います。
 ここまでつらつら長く書いてきたのは、ちと障る論評見まして。大きい舞台で勝ち上がるだけが能じゃない。ある条件下のなかで自身やチームを磨く。規模の大小問わず、継続し続ければ実は出る―継続そのものも努力しないとできない―。その行為を虚仮にすんじゃねえよ、ということで僭越ながら書かせていただきました。26年続けても出場0がいうこってないですけどね。
 さて、東北からの代表枠2、13日でひとつ決まります。見所は下記、日程確認はJABAHP(www.jaba.or.jp)でお願いします。
◆第2T四回戦 七十七銀行日本製紙石巻
 雨中の決戦を制した2チームが争うこの一戦。一気に畳み掛けた七十七と、機を確実にひろってきた石巻の流れ、どちらが活きるか。県予選では七十七が勝ったがこの試合は別物と考えたい。
◆第1T決勝戦 JR東北―TDK
 天候の影響で2日の間が空いた両者。この2日間をどう過ごしこの試合に挑めるか。TDKは小木田など資質のある若手が勢いをつけてここまで来た流れを出せるか。前年王者のJR東北は接戦でも泰然と勝ち抜いてきた。2連覇か、復活優勝か注目したい。
 ほんで、今日も1950年代の地域新聞でよく見かけた文章ばっかりの記事におつきあいいただきありがとうございました。
 
PS 一週間前は「頭離れていた」とか言ってたのにね…入ると止まりませんね(苦笑

都市対抗野球二次東北予選11日試合結果と12日見所【2020社会人野球】

 11日の都市対抗野球二次東北予選、福島市のあづま球場で第2代表トーナメント二回戦が行われました。JABAHP(www.jaba.or.jp)情報を元に雑感を記します。
◆第2T二回戦 七十七銀行 6―2 トヨタ自東
 接戦が予想されたカードだったが、七十七銀行が序盤に先制パンチをかまし、その勢いのままトヨタ自東を圧し三回戦進出を決めた。トヨタは六回に小野の本塁打などで2点を返したが試合をひっくり返すには至らなかった。
◆第2T二回戦 JR盛岡  7―4 オールいわき
 JR盛岡は万全を期して村上が先発に。攻撃陣が先制→中押し→だめ押しと点を重ねていったが、いわきもただでは終わらんとばかりに八回JR盛岡高橋を打ち込み4点返し意地を見せた。JR盛岡は最後田上が試合を締めて三回戦進出。
 ここしばらくのコラム?では岩手県外のチームを取り上げていましたが、今日は岩手の2チームを。勝敗、という部分では結果が別れましたが、苦い思いをした、というのは両チームともそうだったように思います。
 まずトヨタ自東。選手が高い能力を保持しているのは間違いないと。しかし野球は資質とは別な箇所で「試合をどう運ぶか」というのも問われます。試合の入りに七十七銀行にいいようにされた部分は悔しさしか覚えなかったと思います。
 また、JR盛岡の高橋投手も確かな実力は見ています(高校野球のテレビ中継で)が、いわきもこの数年福島代表を背負い戦い続けてきたチーム。ポイントつかめば逆襲する力はあります。そこがよりあって4失点…。初登板(ですよね)がえらい所でやって来ましたが、実際投げてみて「到達する箇所」が見えたはずです。
 トヨタも、JR盛岡も。
 苦い思いで学んだことは次に活かしましょ。

 12日は第2代表三回戦が行われます。見所は下記に。
◇第2T三回戦 きらやか銀行七十七銀行
 去年の本戦進出チームが潰しあうカード。近年の成長著しいきら銀、2日前は敗れたが状態は維持。畳み込む攻撃を見せ再起を。七十七はトヨタ戦自身のペースに引きずり込み2連勝。ここから波に乗るか。
◇第2T三回戦 日本製紙石巻―JR盛岡
 準決勝では惜敗の日本製紙石巻だが意気は下がってない。ベテラン左腕以外の投手陣が躍動することができるか。対するJR盛岡は投手力の底上げは着実に進んでいるだけに守備・攻撃面で野手陣の奮戦次第で「下克上」も見える。
 明日はJABAステーションでしたか、第一試合を動画中継するという話もあります。ドーム行きはあと三段階、ですがどう戦うか注目して見ましょう。おつきあいいただきありがとうございました。

都市対抗野球二次東北予選、10日試合結果と日程変更【2020社会人野球】

 今日は。都市対抗野球二次東北予選はあづま球場開催分のみ行われました。「同じ福島市内でなんで開催非開催分かれるのか」思われるでしょうが、球場の排水能力、あるいは片道40分の距離を考えるとそれだけでもけっこう影響はあるものと考えます。開催されたあづま球場も開始は二時間遅れ。東北王者をかけた2試合結果をJABAHP(www.jaba.or.jp)情報を元に雑感記します。
◆第1T準決勝 JR東北  2―0 きらやか銀行
 先発は“完全試合”西村と“日本代表”小島。試合は初回に早くも動きJR東北が先制。四回にも2本の二塁打で2―0とペースを握った。きら銀は小島→市毛とつないで以降を抑えたが、JR東北3投手はきら銀打線を完封、決勝へ駒を進めた。
◆TDK   1―0 日本製紙石巻
 TDKが初回の1点を鈴木→小木田の継投で守り、決勝進出。日本製紙石巻は経験豊富な塚本を先発に立てたが、その立ち上がりを突かれ、以降攻撃陣が機をうかがったが、TDKはエース小木田がクローザー役を果たし逃げ切った。
 準決勝2試合は投手戦となりましたが、それを制したJR東北、TDKで決勝を戦います。ただ、その日程は信夫ヶ丘で予定していた第2T二回戦2試合が延期したことで大きくずれることに。
     第1T 第2T
・10/11 ――― 二回戦
・10/12 ――― 三回戦
・10/13 決勝戦 四回戦
・10/14     決定戦
 例年二次予選は6月に行われ、梅雨空にひっかかると天候に泣かされるのが常ですが、日程変更になった今年も「秋の台風」に泣かされるとは…。こればりはお天道さまに聞くしかありません。11日は10日中止になった2カードがあづま球場で行われます。信夫ヶ丘球場は「お役御免」です。
【あづま球場】
◆第2T二回戦 トヨタ自東―七十七銀行
◆第2T二回戦 オールいわき―JR盛岡
 第一試合の2チームはもとより、第二試合の2チームはいかに戦える体制をつくるか(JR盛岡は都市対抗だろうが社業で欠場、てのが多々あります)。雨天対応と併せて万全で臨みたい。
 オールいわきは10年前の都市対抗東北予選も雨のなかでやりましたね(←対戦相手の一人が言うか)。明日は天候もなんぼかでも良くなればいいのですが。まず無事に終わる、その上で頑張ってください。おつきあいいただきありがとうございました。

都市対抗野球二次東北予選、9日の結果と10日の見所。【2020社会人野球】

 今日は。雨天順延もあり1日延びた都市対抗野球二次東北予選、9日から第2代表決定トーナメントが始まりました。同一回戦の様子をJABAHP(www.jaba.or.jp)情報元に雑感述べていきます。
【あづま球場】
◇第2T一回戦 オールいわき3―1ゴールデンリバース
 リバースは試合対応ギリギリの人数で試合に臨んだ模様。二回に先制すると、野手投手の奮闘で終盤までリード。しかしオールいわきは八回に投手登録の渡辺が本塁打を放つなど3点あげ逆転勝利。リバースの奮闘と併せて見事な試合を見せた。
◇第2T一回戦 JR盛岡  4―2 水沢駒形倶
 岩手勢の戦いは、ここ数年悔しい立ち位置に居させられた水沢駒形倶が奮戦。しかし先手をとったJR盛岡がこの日も田上、寺田の二人が踏ん張り、八回の1点で止めをさした。
【信夫ヶ丘球場】
◇第2T一回戦 トヨタ自東 18―1 福島硬友ク
 2年ぶりの代表を狙うトヨタ自東が18得点あげ、復活の狼煙をあげた。二回に5点をあげると5回以外毎回得点。阿世知以下右投手5人の継投で七回コールド。福島硬友クは二回に1点返し爪痕を残して戦いを終えた。
◇第2T一回戦 七十七銀行 5―0 富士通アイソテック
 三回までは両者無得点も先に牙を剥いたのは七十七銀行。四回からの3イニングで5得点。殊に茂野の三点本塁打は効果的。富士通は2試合1得点と攻撃陣が力発揮できず早々の敗退となった。
 さて、リバースの状態には驚きしかありませんでした。少なくとも、岩見、真木、菊地3選手が公式戦で投手をしたという話を私は知りません。そしてオールいわきもクラブチーム同士なら容易く抑えられる打線ではないはずですが、そこは経験でフォローしたのでしょう。ただ、決着つけたのが本来投手の渡辺選手の本塁打…見届けたかったですね。
 そして福島硬友ク。弘前アレッズ・青森勢の辞退を受けて急遽7年ぶりの二次予選参戦。リバースに延長まで戦い、企業チームとも久しぶりに対戦しました。富士通アイソテックが席巻していた福島社会人野球、この10年で撤退するチームもありましたが、継続して活動するチームはいずれ見せ場もつくる。意識持って戦い続けた福島硬友クに敬意を表すものです。
 では10日の見所を。今日からは第一代表・東北王者を決める戦いが再開します。日程確認はJABAHP(www.jaba.or.jp)でお願いします。
【あづま球場】
◆第一T準決勝 きらやか銀行―JR東北
 緒戦は三浦らが登板し、14得点勝利をあげたきらやか銀行。小島で一気に決めにいくか。安成の振る舞いに注目。JR東北は同企業対決を5―0で泰然と勝ち抜いた。前年王者が伸長勢力にどうたたかうか。
◆第一T準決勝 日本製紙石巻―TDK
 両者ともここしばらくの悔しさを払拭したい、というシーズン。日本製紙石巻はいわき、トヨタと2連勝。投手陣の再興に注目。TDKは七十七にいい内容で勝ち上がった。小木田の気迫に続きたい。
【信夫ヶ丘球場】
◆第2T二回戦 トヨタ自東―七十七銀行
 この2年の本選進出チームが早々とこの位置で対戦することに。七十七銀行はTDK戦に敗れたものの破滅的に負けたわけでなく第2Tも好スタート。一方トヨタ自東は日本製紙石巻戦で現れた攻撃陣の課題を福島硬友ク戦でどこまでクリアしたか。
◆第2T二回戦 JR盛岡―オールいわき
 今回の「企業6強越え挑戦権争い」はこの両チームになった。新人野手が躍動見せるJR盛岡はある意味でこの試合が真価を試される試合。地力を確かに発揮したい。いわきは日本製紙石巻に苦杯もリバースに勝利。チーム一体で失点を抑え活路を見出だしたい。
 台風の影響で天気がどうなるか心配なところですが、戦われる皆様の健闘と無事を願い項を終わります。

都市対抗野球二次東北予選、8日は雨天中止・順延です。【2020社会人野球】

 本日は天候悪く順延となったようです。1日日程が延びて8日は下記のカードで行われます。
【あづま球場】
◇第2T一回戦 オールいわき―ゴールデンリバース
◇第2T一回戦 水沢駒形倶―JR盛岡
【信夫ヶ丘球場】
◇第2T一回戦 福島硬友ク―トヨタ自東
◇第2T一回戦 七十七銀行富士通アイソテック
 クラブチーム、ことにリバース、駒形はメンバーを揃えるのが大変なことと思われます。クラブチームガイドラインなどの適用で二次予選レベルでは「9人いればいい」で済まされなくなり、大体15人ですか、揃えることが必須になっている状況です。なんとか無事に戦い抜くことを願うのみです。

都市対抗野球二次東北予選、7日試合結果と8日試合見所/ハナマウイ本大会進出。【2020社会人野球】

 今日も都市対抗野球について触れていきます。
 昨日記述した南関東地区ですが、ハナマウイがYBC柏を8―0で破り、東京ドーム進出を決めました。本西さんというNPB含めた指導歴の長い方がいて、独立リーグで腕を磨いた選手が加わっていたとはいえ、それだけで勝てるほど野球は甘くなく。コロナ禍下にあって工夫凝らして戦い抜き、東京ドーム進出という結果を出したことに敬意と祝福を表明します。
 で、東北に移ります。今日は第1トーナメント決定二回戦4試合が行われました。JABAHP(www.jaba.or.jp)情報をもとに雑感を記します。
◆第1T二回戦 日本製紙石巻3―0 トヨタ自東
 新しいフォーメーションを模索しているトヨタ自東は千葉を先発に。日本製紙石巻は序盤攻勢をかけ四回までに3―0とリード。技巧派斎藤→宮内とつなぎ逃げ切った。トヨタ自東は後半こらえたものの打線の援護が利かなかった。
◆第1T二回戦 TDK   4―2 七十七銀行
 この日注目のカードと目された試合は北畠、深江の2本塁打、小木田の好投でTDKが制した。七十七銀行は鈴木が踏ん張りはしたが長打攻勢にあい、反撃は後手に回り苦杯を喫した。
◆第1T二回戦 きらやか銀行14―2 ゴールデンリバース
 きらやか銀行が二、五回にビッグイニングをつくり14得点勝利。リバースは元イーグルスの鶴田が先発に立ったがきら銀に攻略され、小沼の本塁打などで2点返すのが精一杯だった。
◆第1T二回戦 JR東北  5―0 JR盛岡
 JRチーム同士の対戦となったが実績に勝る東北が先制、中押し、だめ押しと攻め立て、桜糀ら投手陣が盛岡を完封し準決勝に。盛岡は左腕田上→寺田が継投し奮戦したが得点を奪えなかった。
 これでベスト4は日本製紙石巻きらやか銀行、TDK、JR東北に。8日はこの2日間で敗れた8チームによる第2代表決定トーナメントが行われます。
【あづま球場】
◇第2T一回戦 オールいわき―ゴールデンリバース
 前年クラブ選手権本大会に出場したチームによる対戦。実績と見せどころはリバースがつくってきたが連戦の疲労が心配。体制を作る部分で優位にたついわきは初戦の苦杯をここで晴らし一勝を目指す。
◇第2T一回戦 水沢駒形倶―JR盛岡
 こちらは岩手県同士の対決。岩手2位を争うケースが多い両者だが近年はJR盛岡が抜け出す状態に。2試合を年長投手で戦ったJRは新世代レギュラーが援護したい。駒形は菊地、松本智が登板できれば互して戦う大きな力に。こちらも攻撃陣がカギ。
【信夫ヶ丘球場】
◇第2T一回戦 福島硬友ク―トヨタ自東
 初戦は延長13回まで戦った福島硬友クは疲労を抜いて強力な相手に勢いをぶつけにいく。自滅は無しで相対したい。トヨタ自東は日本製紙石巻に完封食らった攻撃陣をどう立て直すか。
◇第2T一回戦 七十七銀行富士通アイソテック
 敗者復活戦に強さを見せる七十七銀行はここからの連戦で波に乗るべく先手握っていきたい。富士通アイソテックは競り負けた初戦の悔しさを糧に再びの「番狂わせ」を狙いにいく。
 東北の敗者復活・第2代表トーナメントはここから5回勝たないと目標にたどり着けないシビアな戦いです。一方でリバースや駒形といった県外クラブチームは試合をできる状態をつくるところから戦いを強いられます。様々な思いをぶつける場…今年は直の観戦が叶いませんが注目して見てください。おつきあいいただきありがとうございました。

都市対抗野球二次東北予選開幕。6日試合結果と7日試合見所【2020社会人野球】

 今日は。各地で都市対抗野球の予選が進み、南関東地区ではYBC柏―ハナマウイで第三代表が争われるという展開に。ハナマウイは女子野球部もあると聞いていまして、男子野球部は結成2年。それがかずさマジックを打ち破るとは…。YBC柏は数年前の一関大会でその強さ実感させられていますので、どちらがドームに進出しても面白いことになりそうです。
 で、目線を東北に向けましょう。予選には東北5県12チームが参加し熱戦が始まりました。。JABAHP(www.jaba.or.jp)情報をもとに試合結果の雑感を記します。

【あづま球場】
◆第1T一回戦 ゴールデンリバース8―7 福島硬友ク
 延長13回までもつれ込んだ「19クラブ東北王者」vs「20CC東北準優勝」対決、四回までは福島硬友クがリードを奪うも、五、六回の集中打でリバースが追いつき延長に。13回タイブレークで3点奪ったリバースが福島硬友クの反撃を2点にとどめ次戦に進出した。
◆第1T一回戦 JR盛岡  2―1 富士通アイソテック
 富士通は福岡、JR盛岡は寺田が好投したが、JR盛岡が中盤に2点先制。寺田は球速MAXを更新し1失点完投。捕手の菊地大も奮闘した。富士通は打線が援護できず、最終回1点返したが届かなかった。
【信夫ヶ丘球場】
◆第1T一回戦 日本製紙石巻10―0 オールいわき
 ここ数年数多く東北の舞台で戦っているいわきがどこまで迫るか注目されたが、日本製紙石巻は初回に4点あげ先制かますと、以降五回まで毎回得点でコールドに。いわきは失点こそ減らしたが完封を食らう悔しい結果に。
◆第1T一回戦 七十七銀行 12―0 水沢駒形倶
 七十七銀行が二度のビッグイニング、2本塁打で駒形を打ち破り、投げては小笠原以下4投手継投で無失点と勝ちきった。駒形は事情が重なったのかこの日のマウンドを馬場一人でまかなうことに。総じて苦戦を強いられた。
 ―昨日の記事では「目線が離れていた」と書きましたが、やはり始まると気持ち熱くなりますね。実際見に行きたいところですがそれはかなわず。JABAHPの速報見ながらがんばれー思って見届けるとします。
 では7日開催の二回戦4試合。この日から登場の4チーム紹介と併せて書いていきます。
【あづま球場 10月7日】
◆第1T二回戦 トヨタ自東―日本製紙石巻
 岩手予選では思わぬ反攻にもあいながら次世代選手の台頭も表れて8連覇を果たした。鷹羽、佐々木、桜庭らの躍動を小野、北見らが支えたい。去年は「全国の壁」「消化不良」も味わっただけに佐野監督先頭に打開図る。
 日本製紙石巻は一回戦を勝ち抜いた。近年は主要大会で勝ちきれない状況が続いていただけに水野を中心に再浮上を狙いたい。
◆第1T二回戦 TDK―七十七銀行
 コロナ禍を大きく受けた県予選、実質1試合1勝のみ(2不戦勝)で東北進出。小木田、長谷川といった好素質の投手を擁するだけに次は打線が自信を持つことが本大会進出の鍵となりそう。七十七銀行は集中打も見せて初戦突破。主戦投手の鈴木らが勝負に徹した投球を見せて「チームとしての勝負強さ」かき立てたい。
【信夫ヶ丘球場 10月7日】
◆第1T二回戦 きらやか銀行―ゴールデンリバース
 15年以降三度のドーム進出で東北の顔となりつつあるきらやか銀行。日本代表小島の背中を追い若手投手も成長。県予選は1982年以来39連覇を果たし、次の目標に向けてかけ上がりたい。リバースは初戦粘り勝ち。諸事情でベストからは遠い体制で試合に臨んでいるという話だがそれでも「出ている選手がベストメンバー」の意気で意地を。
◆第1T二回戦 JR東北―JR盛岡
 同会社対決のカード。地力はやはりJR東北が優勢。去年東北王者で全国でも一勝をあげている実績は大きい。今県予選でも七十七銀行に勝ちきって東北進出。あとは短期決戦のトーナメントをどう入り良くするか。
 JR盛岡は初戦を寺田の好投でものにした。当然村上、長鈴も刺激は受けるはず。若手の中澤からベテラン関口まで総力で強敵(ライバル)に挑む。

 …今日はこの通り書けましたが、一週間続く長丁場の大会、何とか書ききるように努めます。おつきあいいただきありがとうございました。

都市対抗野球二次東北予選開幕。第1日のカード&8チーム紹介。【2020社会人野球】

 おはようございます。少し前に精神的ヒューズを飛ばし、以降それを緩和するために一日の生活リズムを再調整することになり、野球の記事を書く準備すらできなくなりました。身近なチームが参加できる公式戦はなくなり、都市対抗東北予選も無観客での開催。実を言いますと、野球から頭が離れている状態に。ほんでも「今年の王者」を決める闘いなので、参加チームがどういう立ち振舞いをみせるのか、その点は注目しています。
 ここ数年間のような詳細な紹介ができませんが、まずはこの日に登場する8チームを紹介しながら対戦カードも紹介します。JABAHP(jaba.or.jp)でのご確認もお願いします。
【あづま球場 10月6日】
◆第1T一回戦 福島硬友ク―ゴールデンリバース
 不測の事態を受けて急遽福島第三代表として出場する福島硬友ク。ここ数年先行を許していた富士通に今予選は猛追。東北CCでは接戦を競り勝ち準優勝するなど勢いをつけている。東北有数の熱意を発露したい。
 リバースはコロナ禍の影響受けた秋田予選で代表決定戦まで闘い東北進出。東北王者になったクラブ選が中止になった今年はこの都市対抗が最大の舞台。どこまで万全に挑めるか。
◆第1T一回戦 富士通アイソテック―JR盛岡
 ここ数年「東北6強」を激しく追い上げる両者の対決。富士通は前年の対戦では破れているだけに地元でリベンジなるか。クラブ選では全国進出を続けている力量で再び旋風を。JR盛岡は県予選でトヨタ自東に激しく詰め寄った。復活して24年、段階を踏んでチーム力をつけ確かな位置を占めるように。今回は「6強突破」を果たしたい。
【信夫ヶ丘 10月6日】
◆第1T一回戦 オールいわき―日本製紙石巻
 こちらも開幕カードに福島勢が登場。ここ数年福島ナンバー2の位置にいるいわき、去年はクラブ選本大会出場。その経験が血肉になっている証明を企業チームとの戦いで見せたい。
 日本製紙石巻は今県予選を三位で通過。地力はあるはずだが空回りしている印象。去年は代表決定戦2連敗で本大会進出を逃しているだけにここ数年のうっ積を晴らしたい。
◆第1T一回戦 水沢駒形倶―七十七銀行
 水沢駒形倶は県内他クラブチームの猛追にあいながらも振り切り東北進出。近隣大会では不覚をとる場面もあったが選手層の厚さなど「戦いきる」力はあるだけに爪痕刻みたい。
 七十七銀行はJRに苦杯喫し宮城予選準優勝、前年は下克上果たし本大会に。日本選手権も本大会出場し東北トップをうかがう位置に来た。今予選は東北王者を目指しにいく。
 今年はコロナ禍もあり、異例の形での運営になり、原則無観客、青森県代表が不在での開催になります。参加される皆様の無事と、その中でベストプレー出しきることを願いまして項を終わります。
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