今晩は。都市対抗野球の岩手予選がはじまりました。今年はシードチームも二回戦から登場(去年は四回戦から)。トヨタ自東、JR盛岡の2チームは第二週からの登場となります。第1日は北上市江釣子球場と遠野運動公園で計4試合が行われました。JABAHP(jaba.or.jp)記載の情報を基に記載していきます。報道部分は敬称略。
◆赤崎野球ク 11−3 宮古倶楽部
沿岸勢の対戦となったこの試合、先制したのは赤崎。二回に新加入今野真、尾崎が絡んで先制すると、三回は中軸打線がつなぎ3点追加しペースを握った。花崎(左)は切れのある投球で試合をつくり、目の慣れた中盤に攻略は受けたが「それ以上」は許さず、宮田(右)との継投で逃げ切った。宮古は六回に2点返し反転攻勢なるかと思わせたが、その裏の失点が致命傷になった。
◆住田硬式ク 6−5 盛岡倶楽部
一回裏に逆転した住田だが、二回表に吉田が盛倶打線に攻略を受け菊池(写真左)に交代。その菊池はちぎって投げるスタイルでリズムをつくり直すと、三回に2点返し、七回に逆転し2年前の借りを返した。盛倶は畠山善(写真右)が丁寧な投球を見せていたが打線が三回以降沈黙。
◆遠野クラブ 8−5 一関BBC
地元の開幕ゲーム、意気に応える遠野があわやコールドか、という勢いで攻勢をかけていたが、一関が中盤から猛追。七回の3点で心胆寒からしめたが、遠野はだめ押しの1点をあげ、3投手継投で逃げ切った。一関熊谷はこの経験を生かしたい。
◆盛岡球友倶 8−4 花巻硬友倶
膠着状態に持ち込んで勝機を見いだしたかった花巻だが、盛球は三回までに6−1とリード。コールド直前まで追い詰められた花巻は七、八回に3点返したが、佐々木の本塁打などで8得点をあげた盛球が初戦を突破した。
まずは赤崎クからですね。都市対抗は応援に集中するので自分でスコアをつけず、しかもコピーしてもらうのを忘れたので出場選手の把握ができていません。その限界踏まえた上で語れば…今日は赤崎ク得意の「上位下位関係なしのつなぎの攻撃」ができた、これにつきます。ラインアップには今野真心、尾崎両新人選手が並び、両者とも得点に絡む打撃を見せてくれました。江刺君も試合に出た、という部分では一歩目踏み出せたのが何より。
宮古は大野君などこれまで仕事で転出していた選手が復帰していました。逆に転出した選手もいるのでやりくり大変なのは変わりませんが、こうして戻ってくる姿を見るだけでも安堵です。(右は今日先発の上田君)
きょうは江釣子球場で住田-盛倶の途中まで見ていきました。やはり野球の光景はいいな、とあらためて。気がつきゃ25回目のシーズン突入となり、出ている選手は同年代の子どもかと思うような年代となりましたが、この場にいる限りは懸命に頑張る所存です。12日に行われる5試合のみどころを記します。
◆一戸桜陵ク−MKSI BC
一戸は川向や槻舘など近年加入選手が台頭し、今春はオール江刺も破るなど地力もついてきたがトーナメントの入りには十二分に気をつけたい。MKSIは田村と太野の二本柱が健在。勢いが目立っていたが熟練度がどのように増したか注目。
◆矢巾硬式ク−前沢野球倶
近年力を伸ばし注目される両者の対戦。岩舘、細川、去石ら新顔の勢いでCC東北予選でも旋風起こした矢巾は今大会も再来狙う。前沢は阿部、高橋が中心となってつけてきた地力に社会人野球復帰の岩渕がブーストかけるか。
◆オール江刺−住田硬式ク
春の知事旗大会では不覚をとった江刺。監督交代などチーム体制も代わり、新たな道を進む。注目は盛友から移籍の小山。多様な経験を若手につなげたい。住田は途中までの劣勢を跳ね返した勢いをそのままぶつける。投打にわたり黄川田がキーマンとなりそうだ。
《遠野運動公園》9時前開始予定
◆水沢駒形倶−高田クラブ
ここ数年、監督交代など環境変化に見舞われた駒形だが、質実備えた選手層の厚さは抜けている。主要大会でのトヨタ自東越えを目指す。高田は前年マークス戦の経験生かし左右二枚ずつの投手陣中心に堅く守り勝機を呼び込みたい。
◆北上REDS−盛友クラブ
前年はクラブ選ベスト4と勢いを見せた北上、宿題の「連戦対応」、新加入投手の林崎、須賀が高橋郡の負担を減らせるか。盛友は投手陣再編成に迫られるが佐々木、酒井が持ち味を発揮して武田をカバーしたい。去年の不完全燃焼を払拭しにいく。
きょうは晴れましたが、この時期は北上山脈からの風が冷たく、天候も変わりやすいので対応利かせられるようにした方がいいかと思います。おつきあいいただきありがとうございました。