MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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社会人野球2018―日本選手権注目3チーム(JR東北、大和高田ク、宮崎梅田学園)結果と雑感。

 既に2019年はじまって一ヶ月経っていますが、引き続き2018年の社会人野球の記事で書ききれなかった部分を記しています。3月までになんとかできればいいですね(冷汗)。岩手県関係の毎日機秋季大会一日目(記事は書いたが詳報がまだ)、JABA東北大会のトヨタ自動車東日本試合分は別に補強して記します。記事はJABAホームページ(jaba.or.jp)を基に記します。

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 社会人野球単独チーム日本一を決める第44回社会人野球日本選手権は32チームが集まり昨年11月に開催されました。この中で東北から出場のJR東北、クラブチームから出場した大和高田ク、宮崎県から全国大会初出場の宮崎梅田学園の3チームをピックアップしてお伝えします。

◆JR東北 7−1 JX−ENEOS

 強敵ENEOSと対戦したJRはエース西村が先発。3回に1点を取られこそしたが好投を見せ試合を作ると、JRは8回に2点、9回に大量5点をあげ逆転。最後は7回から登板した右腕加藤がENEOS打線の追い上げを封じた。ENEOSは3回に先制したものの好投していた大場が8回につかまり、9回はよもやの5失点で初戦敗退とあいなった。

三菱重工名古屋 2−1 JR東北

 一回戦勝利の勢いをつなげたいJR東北は、前試合好リリーフを見せた加藤が先発。しかし三菱名古屋は3回に2点を先制すると、以降勝野、西納がJR東北に隙を与えず逃げ切った。JR東北は途中出場の安田が2安打を放ち、8回に一点を返したがあと一歩届かなかった。

◆大和高田ク 1−0 JR四国

 大和高田は松林、JR四国は岡田の先発で始まった試合。両者の投げ合いはスコアボードに0が並ぶ投手戦となったが、均衡を破ったのは大和高田。7回村上の適時打で1点をあげると、山本→米倉→吉田とつなぎJR四国打線を完封。JR四国の岡田は10奪三振を奪ったが打線が援護できず無念の初戦敗退。

新日鐵住金広畑 4−1 大和高田ク

 都市対抗の近畿予選でも当たるカード、手の内を知ってるだけに先手を取ってペースを掴みたかった大和高田だが、逆に広畑に先制をくらう。6回に山本柊のタイムリーヒットで1点は返すが、8回にダメ押しをくらいベスト8進出はならなかった。新日鉄広畑は投手陣が好投しベスト8進出。

◆JFE西日本 6−0 宮崎梅田学園

 念願の初出場となった宮崎梅田学園だったが、長く全国の舞台で戦い慣れているJFE西日本が洗礼を浴びせる。2回に1点を先制すると3回階には大量5点で梅田学園の古市以下投手陣を攻略。梅田学園は何とか活路を見出そうとしたがJFE投手陣にヒット3本、13奪三振をくらい得点を奪えず、梅田投手陣も4回以降はJFE打線を封じたが勝負を覆すに至らず苦い全国デビューとなった。

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 大会はJR東北に勝った三菱重工名古屋と梅田学園に勝ったJFE西日本が勝ち上がり決勝進出。その決勝では2−1で三菱重工名古屋が勝ち初優勝を決めました。

 近年都市対抗では不遇な成績が続いているJR東北ですが、日本選手権では見せ場を作りました。勢いを来年の都市対抗に繋げたいところです。大和高田は普段から近畿でトップレベルのチームと相対していることもありますが、両試合とも接戦に持っていけるところはさすがです。

 そして宮崎梅田学園。宮崎の社会人野球は長いことチーム自体がない状態が続いていました。1950年代にオール宮崎、宮崎鉄道局などがチームを結成し、一度どちらかが九州代表決定戦にまで進出しましたが本大会出場はならず。1960年代以降は参加チームがなくなり長いこと時間が経ちました。その後2005年に茨城ゴールデンゴールズと親善試合をしたチームが宮崎ゴールデンゴールズとして結成(今年はじめに休部したのが残念ですが…)。その後宮崎梅田学園がつくられ、今では宮崎県で4チーム結成するに至っています。一回歴史を途切れさせるとその再興は難しいもの。それを地道に成し遂げ、また伸ばしていった宮崎県の野球部関係者の皆様の努力が一つの形に結びついたと思います。これからの健闘を願います。

 明日は岩手県関連の記して来れなかった記事をお伝えします。

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