思ったより文字数が多くなりすぎてエントリを分けざるを得ませんでした。後半部分スタートです。記事中は敬称略します。
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◆MKSI BC 5勝5敗
都市県四回戦、ク選県二回戦、CC県準決勝
毎日秋ク二回戦、北上二回戦
◆赤崎野球クラブ 4勝5敗
県知事一回戦、都市県四回戦、ク選県準決勝
一関一回戦、CC県二回戦
◆一戸桜陵クラブ 4勝5敗
都市県三回戦、ク選県二回戦、CC県三回戦
弘前一回戦、毎日秋ク二回戦
◆北上REDS 4勝4敗
都市県二回戦、ク選県準決勝、CC県三回戦、北上一回戦
◆遠野クラブ 4勝4敗
都市県三回戦、ク選県二回戦、CC県二回戦、北上大会準優勝
《表彰選手》
佐々木隆也(北上敢闘)
→県内大会で見せどころをつくった5チームから。MKSIは参加5大会でコンスタントに勝ち星。去年は都市対抗県ベスト4など経験を積み重ね熟成中のチームは来年さらなる脱皮を目指します。一戸桜陵クも各種大会で存在感。特に中心打者の中道、築館に投手でも米田、川向各選手が成長。岩手県北の雄として弘前大会にも出場し12年クラブカップ以来の東北行きを目指します。
北上REDSは何と言ってもクラブ選手権県予選準決勝進出。高橋郡投手が三連投し勝ち上がりましたが、高橋一人では負担かかる、と後半戦では他の投手も後に続こうとする様子も見え奮闘。84年県クラブ選手権、00年北上大会以来の3度目の優勝狙います。遠野クは平均的に力を発揮できる打線で都市対抗2勝。途中足踏みをしましたが、シーズン途中から加入した佐々木隆也投手の奮闘で北上大会ではオール江刺をも破り準優勝に。
赤崎野球クラブはつなぎの攻撃陣の威力は相変わらず投手も右投手四人揃え、都市対抗で2勝を挙げ駒形にも善戦。クラブ選手権では準決勝進出、一関大会では全国屈指の強豪全足利とも戦い、クラブカップ→交流大会進出をを目指しましたが、釜石野球団の怒涛の攻撃の前に夢破れました。投手陣で佐々木純一投手の復帰、宮田投手の加入もあり、来年は重要なポジションで選手加入もあるようでここ数年間の苦戦を突破して存在感を見せたいところです。
◆前沢野球倶楽部 3勝5敗
都市県三回戦、ク選県一回戦、CC県二回戦
毎日秋ク三回戦、北上三回戦
◆高田クラブ 3勝4敗
都市県三回戦、ク選県三回戦、CC県二回戦(棄権)
震災交流試合1敗
◆宮古倶楽部 3勝4敗
都市県二回戦、ク選県三回戦、CC県三回戦、毎日秋ク二回戦
◆盛友クラブ 2勝5敗
県知事一回戦、都市県二回戦、ク選県一回戦
CC県三回戦、毎日秋ク三回戦
◆花巻硬友倶楽部 2勝5敗
都市県二回戦、ク選県一回戦、弘前一回戦
CC県二回戦、北上二回戦
◆久慈クラブ 1勝4敗
都市県二回戦、ク選県二回戦、CC県一回戦、毎日秋ク一回戦
◆オール不来方 1勝2敗
ク選県二回戦、CC県二回戦
◆黒陵クラブ 1勝2敗
ク選県二回戦、北上一回戦
◆盛岡倶楽部 1勝2敗
都市県二回戦、ク選県二回戦
◆盛岡桜窓クラブ 1勝2敗
ク選県二回戦、CC県一回戦
→今シーズンは多くのチームが入れ替わり立ち代わりに存在感を見せた年となりました。前沢倶は毎日旗秋季大会でクラブ準決勝進出。北上大会でも富士大学に食らいつくなど高橋直人選手を中心に継続して勢いを保っています。高田クラブは都市対抗1勝、クラブ選手権で2勝、震災交流試合に招待され、全国出場の東北マークス相手に近年加入した選手が貴重な経験を積みました。宮古倶楽部はクラブ選手権で水沢駒形に食らいつくと、クラブカップでも2勝あげるなど投手陣の再構成も進み、上位進出をにらみます。
一方で有望投手2人が加入し上位進出もあるのでは、と見られていた花巻が終わってみれば年間2勝。前年東北・北海道交流大会に進出した盛友クラブは番狂わせ敗退を相次いで起こし、マークを受ける厳しさというのを再び実感させられることとなりました。しかし秋の戦いでは持ち直す場面も見せるなど手強いチームの一つとであることは間違いありません。
年間1勝は5チーム。久慈クラブはクラブ選手権で、オール不来方、黒陵クラブ、盛岡倶楽部、盛岡桜窓クも1勝に止まりました。後援体制を作って、より多くの大会でお目にかかりたいところです。
◆一関BBC 0勝3敗
都市県二回戦、ク選県一回戦、一関大会一回戦
◆住田硬式クラブ 0勝3敗
都市県一回戦、ク選県一回戦、CC県一回戦
◆雫石クラブ 0勝3敗
ク選県一回戦、CC県二回戦、毎日秋ク二回戦
◆福高クラブ 0勝3敗
都市県二回戦、ク選県一回戦、CC県二回戦
◆富士大学 JABA大会3勝0敗
北上大会優勝
《表彰選手》
山城 響(北上最優秀)
黒島投真(北上首位)
◆盛岡大学 JABA大会1勝1敗
定期戦2位
《表彰選手》
高橋優樹(定期戦敢闘)
◆青葉クラブ 北上大会二回戦
◆能代松陵ク 北上大会二回戦
残念ながら未勝利は4チーム。投手陣の再構築に迫られた一関、チーム加入条件を緩和した福高ク、選手の入れ替えも進む雫石クに新人近年加入選手がチームをもり立てている住田と並びます。前沢や一戸など、以前は年間1勝をあげるかどうかという部分で苦しんだチームが活動を継続し続けて、今ではしっかりとした存在を見せるチームになっています。このチームも「キッカケさえあれば」という部分はあるので、その発揮に期待します。
岩手県連盟加入チーム以外の成績ですが、北上大会に参加した青葉ク、能代松陵クはともに初戦敗退。大学チームでは富士大が北上大会に参加し優勝。盛岡大はJR盛岡を破り定期戦2位に食い込むなどの成果をあげました。東北トップクラス全国で戦い続ける富士大の存在感は相変わらずですが、盛岡大も群雄割拠の北東北大学リーグの一部になんとかのし上がれるようになればと思います。
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ここまで各チームの戦いぶりを見てきました。先にも言いましたがトヨタ東日本の都市対抗本大会進出と、クラブ選手権岩手県勢連続出場ストップと大きなエポックが続いた一年でありました。都市対抗の県予選開催形式も変わりより多くの試合をこなすことと実力のあるチームを上の大会に送り込むのとを両立させようと、さまざまな工夫がなされてる様子もずっと見てきました。
その中で沿岸県南部チームにとって気がかりなのは、以前大槌大会(94〜10開催)がになっていた「経験の場」を失っていること。赤崎ク、高田ク、住田クといった気仙勢は8月にシーズンを終了してしまいました。大槌大会の復活を、というのも考えましたが、大槌球場は現在住宅地になり、大槌町自体が街をつくり直している最中でそういうのを考える余力はつくれない、と見ます。そこを踏まえて、沿岸南部地区のチームの戦う場をつくれないものかどうか。せっかく野球連盟に参加したのだから多く試合をしたいというのは言うまでもない当然のこと。探求は続けていこうと思います
るる振り返ってきましたがいかがだったでしょうか。去年と違って今年は早々と継続するということは決めています。あるチームの一員という立場ではありますが、来年も一つでも多くのチームの戦いぶりを見続けられるように努めてまいります。