⇒写真は赤崎・金野豪と江刺・岩城圭祐の同級生対決。
お晩でございます。記事を書いている25日は雨模様ですが、先週末は野球するにはもってこいの快晴でした。岩手県内最初の公式戦「岩手県知事旗春季大会」が金ヶ崎町・森山運動公園で行われました。JABAページ(jaba.or.jp)引用も含め記事を書きます。大会にはトヨタ自動車東日本、JR盛岡、水沢駒形倶、オール江刺、盛友クラブ、赤崎野球クラブの6チームが参加。21日は一回戦2試合、22日は二回戦2試合と決勝戦が行われました。以下5試合の結果を記します。
◇オール江刺8―6赤崎野球ク
先発投手を赤崎は金野豪、江刺は遠藤と更なる進化を期待される若手を起用。江刺は大久保の適時打で先手をとるが、赤崎は4番に入った花崎が三塁打、更に新人山崎も適時打を放ち遠藤を交代に追い込んだ。
江刺はエース菅原祥の登板で試合を作り直すと、五回に藤野、吉田の適時打で逆転。しかし赤崎も5回に佐藤瑠の出塁から1点もぎ取ると、六回には菊地の犠牲フライで再逆転に成功。赤崎は新人の岩城が2イニングをふんばり花崎につないだが、失策から好機をつくられ江刺の岩城、藤野に連打を食い逆転、反攻に出たかったが六回途中からリリーフした菊地智己に封じられ及ばなかった。
◇水沢駒形倶12−3盛友クラブ
去年、東北突破を果たし意気上がる盛友だが、全国トップクラスの駒形に先手をとられ続け12失点。移籍の三鬼らが意地を見せたがコールドに。駒形は本郷が本塁打を放つなど力量を見せ、加藤武監督デビュー戦を飾った。
◇トヨタ自東8−1オール江刺
前日の苦戦を払拭すべくトヨタに挑んだ江刺、初回に先制し序盤は食らいついたが、トヨタは四回に5点あげ逆転すると、六回に三点追加しコールドに。大谷龍太は本塁打が出ればサイクルという強打を発揮した。江刺は新人及川尚など次世代投手陣に洗礼。
◇JR盛岡1−0水沢駒形倶
トヨタ自東を追いかける一番手は俺だ―というプライドのぶつかり合いが接戦に。JRは復調寺田、駒形は11年ぶり岩手復帰の及川政(赤べこ−伊達聖ヶ丘)など両チーム3投手継投。二回の1点が効きJRが決勝戦に進出した。
◇トヨタ自東5−0JR盛岡
二回戦の接戦を制し意気上がるJRは前試合完了投手の河内山が引き続きマウンドに。その立ち上がりを大谷龍太が本塁打し「一日がかりのサイクル安打」。更に五回に4点追加し引き離したトヨタがエース阿世知の完封で優勝を成し遂げた。
以上5試合をお伝えしました。大会表彰選手は下記の通りです。
最高殊勲選手賞 阿世知 暢(トヨタ東)
敢闘賞 河内山拓樹(JR盛岡)
阿世知、大谷両選手のこの部門、もはや常連ですね。おめでとうございました。
まず、今年最初の大会終わりました。昔は大槌ロータリー大会がありましたが東日本大震災の影響で開催できなくなり、大槌倶楽部も解散、同クラブでいまも社会人野球を続けているのは2人だけになりました。いまは年明けを告げる大会は県知事旗大会の役目になっています。大げさに言えば岩手版「スポニチ大会(JABA東京大会)」。基本選抜されたチームの出場です。
とはいえ、トヨタが抜けていて今年で5連覇。ただ、JRもこの時期としては詰めましたか。なんだかんだ言っても東北社会人野球のセカンドグループです。駒形はJRと紙一重。及川君の帰還には驚きましたが、もう一人甲子園投手の河野君の加入にも。松本、梅津両投手とは違う持ち味の左投手。分厚い投手陣で都市対抗でも割って入る気満々です。
江刺も「きくち」トリオ、及川トリオ+菅原投手で浮上を。打線も岩城、吉田両選手と新しい存在が加わります。盛友は桜窓クから野手2人が転籍。活性化が期待されますがマークもうけるのでどう相対するか。
そして赤崎です。今季から生形(おいかた)内野手が監督に。平野、志田両コーチと復権を担います。新人の岩城大夢投手もまずは一試合経験し、昨夏から調子落としていた花崎投手もまさかの“二刀流”には驚きましたが、投手としても「縮んだ」様子はなくなって安堵しました。
以上るる述べてきました。私にとっても24度目のシーズンです。いつ強制終了になるかわからない身ですが、今年も社会人野球を見届けて参ります。今週末からは都市対抗野球岩手予選第一ラウンド。調子と相談しながら葛巻に(休みはとっていた)いく予定です。
長文お付き合いありがとうございました。