MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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三菱重工長崎とMHPS横浜(三菱重工横浜)野球部が統合し本拠を横浜に―九州・長崎の野球文化のためにも“継続”考慮を願うものです。

今日は。今日は野球と社会活動の記事2部構成で書いていきます。ここでは社会人野球に。

◇ライオンズから戦力外通告受けた元トヨタ自動車東日本の山口嵩之君。トライアウト受けていましたか。最速スピードは143キロとか。スピードにプラスアルファーないと大変な舞台なんですね。改めて実感。

◇大変と言えば…先のJR北海道休部に続いて、三菱重工長崎とMHPS横浜(元々は三菱重工横浜)野球部の統合。大雑把な感覚ですが、これ以上の企業チームの削減は考えづらい所に相次いで2チームの活動休止。うーむ、と考え込むしかありません。三菱重工統合チームは横浜に本拠を置くということですが、これは九州の社会人野球に与える影響小さくないです。何分100年近くある古豪がいなくなるというのは。何とか流れを持つチームが残ってくれればいいのですが。

 小難しい話は何ぼでもできますが、その国で大きい支持を得ているスポーツというのは、幅広くやる場所がある、言い変えれば裾野の広い形態を持っているもの。ドイツにおけるサッカーが5部6部クラスのチームでも一定の環境があり多くの人が関わる様子を例にとればいいでしょうか。アジアで野球が盛んな日韓台と、その次に位置する中比タイを比べてみた場合、決定的な差は「社会人になってから野球をできる環境が広くあるか」。中国、フィリピンには国内リーグもありますが日韓台に比べると「緒についたばかり」。日本野球の強みはここにあります。

 企業チームとして参加するにはハードルが高く、Jリーグなどのように「チームを育てながらカテゴリを上げていく」というやり方がとりにくいのがフェズント岩手の経験と「地域共同型チームの後続のなさ」につながってるかな、と。一方で長野県で活動するフェデックスは、当初「オールフェデックス」として活動を始め、クラブ選手権本大会出場など、幾年かの経験を経て企業チームとして活動。ここ2、3年は全国大会にも出場しています。愛知の矢場とんブースターズも当初は企業チームとして参加予定がうたわれていましたが、クラブとして参加したのも似た匂いが。

 ここまで書いたことで何言いたかったか。「野球文化は1日2日で形成されるものではない」ということ。部外者が無責任語るようで難ですが、長崎の野球文化維持のために「信越クラブ形式※」ヒントに三菱長崎を継ぐようなチームできないものでしょうか。
 JR北海道もそうでしたが、今日の三菱重工野球部の話もまた驚くものでした。社会人野球もオフシーズンには様々動きを見せるものですが、野球文化と野球人の存在場所、この二つを揺るがせにしないで伸長図っていただくことを願って項を閉じます。

※→信越クラブは2000年にNTT野球部11チームが東日本、西日本統合時にクラブチーム化。数年前にNTTの冠をとり地域に根差したチームとして地域各企業の協力を得て力を落とさず活動しています。

・NTT各地チーム
△シンボルチームに継承→東京(→東日本)、関西(→西日本)
△即廃部→関東、北陸
△クラブ化後廃部→北海道、東海、中国、九州
△いまも継続して活動→信越信越クラブ)東北(東北マークス)四国(松山フェニックス)


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