MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

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その117 フェズント敗退…岩手の夏、終わる。/宮城対決から。

 こんばんは。伊東です。
 今日は都市対抗野球東北二次予選の試合が2試合行われ、以下のような結果となりました。

にかほ市・TDK 10-1 石巻市日本製紙石巻
仙台市・NTT東北マークス 5-3 盛岡市・フェズント岩手

 にかほ市は序盤から石巻市エース深沢投手を攻め初回に6点、2回に2点を挙げ勝負を優位に進めました。石巻市は2回に1点を返しますが、にかほ市エース野田投手と小沼投手の継投の前に以後反撃ならず、後半奮闘したものの予選敗退となってしまいました。

 盛岡市は前々日KO食らった志田投手が先発し、エース豊田投手が継投。仙台市に初回2点を奪われたものの以後は奮闘を見せ、ラッキーセブンの7回に3点を奪って逆転。勝ち上がりまで後一イニングの所まで来ましたが、9回に3点奪われ再逆転を食らい3-5で惜敗。岩手勢連続のドーム出場はなりませんでした。

 明日は第一代表決定戦と第二代表決定戦準決勝が行われます。
第二準決勝 にかほ市・TDK - 仙台市・NTT東北マークス
第一決定戦 仙台市JR東日本東北 - 仙台市七十七銀行
 第一試合は戦力的にはにかほ市優勢。田口投手が先発と目され、赤べこ出身の高倉選手、駒形戦で本塁打を打った佐々木弥選手を中心とした強打は健在。マークスは伊藤、庄司選手がかき回し、3番以降に並ぶ経験豊富な猛者打線(長い)がどう点を奪うか。投手は吉田投手で勝負をかける。
 第二試合は両チームともエース同士の激突が予想されます。摂津、相澤両投手の出来がカギ。両チームの打線とも強力ですが、簡単には点を取れそうもないロースコアの競り合いが予想されます。全国を見据えれば、つまらないゲームは出来ません。
 さて、昨日の記事では簡単に触れさせていただいた宮城決戦。リサルトも含めて、この試合の中から感じた事をるる書かせていただきます。ちなみに赤字で書いてあるのは、昨日の記事で書いた寸評です。

仙台市七十七銀行 101200011 6
仙台市・東北マークス 000000000 0
二塁打 古川洋(七)
七十七銀行】7山崎 4門間 9古川洋 3高橋 5北川 8佐藤 D目黒 2小河(おごう)6宇都 P植松 〔交代選手〕前原(門間・8回から4)古川勇(目黒・8回代走)
【東北マークス】6伊藤 7庄司 D佐藤 5江井 9大塚 8只野 3夷塚 2門奈 4小山 P吉田 〔交代選手〕遠藤(吉田・8回からP)菅原有(江井・9回代走)

 仙台市同士の激突となった七十七銀行-NTT東北マークスの試合ですが、マークス吉田投手の威力ある球を七十七打線はセンター返し、逆方向打ちで攻略。初回に高橋選手の犠飛、3回には古川(洋)選手の二塁打、4回には山崎選手の2点適時打で4-0としました。
 その後吉田投手は得点を与えませんでしたが、8回からリリーフした遠藤投手が8階に山崎選手に痛打をくらい、9回にも暴投で1点失い0-6にされました。
 マークスは安打は出るものの散発。9回に江井、大塚、只野各選手の三連打で満塁にしますが、夷塚選手が三振に倒れ万事休しました。


 さて、この試合から。
 この試合登板した七十七銀行の植松投手。ストレートの良さではJRの中村投手の方が上かな、と思いましたが、このストレートと、右打者のインコース側に落ちるボール、カーブ、スライダーを駆使して、ぽつらぽつらと安打は許すもののしっかり打たせ取る投球を見せました。奪三振は2。12の内野ゴロ、10のフライアウト。それはしっかりした守備陣を持つ事でよけい光るものです(外野フライをポロリ、というのはありましたが)。

 七十七打線。文中にも書きましたが、良く見てしっかりはじき返す。これが徹底されていました。打者一巡してタイミングを掴んだ後は佐藤、目黒選手が引っ張って間を抜き、対応能力を見せつけています。長打こそ1本ですが、吉田投手から10安打。これが決勝での予習になったのでしょうか、明日が見ものです。

 マークスは残念ながらいい所を見せることができずこの試合敗れました。8回からリリーフした遠藤投手は2回投げて2失点。ただ、流れを見るともっと取られるのではないかという危惧もいだいていたのですが、特に9回、一死満塁の危機をしのいだ様子を見ると「将来の柱の一人になれるのでは」という期待も持てます。まだ20歳。こっからです。
 ディフェンスでは門奈捕手が奮闘を見せていました。
 6回には小河、宇都両選手の盗塁をさす(この後の山崎選手には盗塁許し、3連続盗塁刺は出来ませんでしたが)など、堅固な守備力はまだまだ健在です。

 打線は最終回に連打を放つあたり、やはり火がついたら怖い所も見せましたが、この日は植松投手の方が一枚上手だったようです。

仙台市JR東日本東北 002034100 10
石巻市日本製紙石巻 000002001 3
二塁打 鈴木、大西、長谷部、牧田(仙台)
仙台市】8金野 4鈴木 6大西 3大瀧 5長谷部 9桂田 7堀江 D牧田 2小沢 P森内 〔交代選手〕増村(小沢・6回から2)和田(堀江・7回代打→7)中村(森内・8回からP)
石巻市】4小池 8佐藤 9前田(岩手出身)3小野寺 D阿部 7本山 2後藤 6山口 5西尾 P栗田 〔交代選手〕深沢(栗田・5回からP)遠藤(阿部・6回代走→D)屋代(本山・7回から7)

 4回まではストライクゾーンをかするような投球で大量点は防いでいた石巻先発栗田投手でしたが、5回に連投となる深沢投手に代わるとJR打線は金野、鈴木、大西、大瀧各選手の4連打→長谷部選手の犠飛でたたみかけて3点を取ると、6回には大瀧選手の押し出し四球→長谷部選手の3点二塁打で一気に突き放しました。
 二番手投手候補とも目される森内投手がJRの先発。5回までは3安打に抑えていましたが、6回に前田選手四球、小野寺、阿部各選手の連打で満塁にすると本山選手がライト前に2点適時打。9回にもエラーなどで好機をつかむと後藤選手の適時打で3点目。さらにランナー二、三塁の好機を続けましたが、8回からリリーフした中村投手の力投の前に追加点はなりませんでした。


 引き続いて、試合の中から。
 この試合、JR打線は栗田投手から3安打、深沢投手から10安打を放ちました。今までは堺投手、斎藤投手がエースといわれていた日本製紙石巻ですが、両投手が相次いで転勤などで石巻野球部を離れ、残った投手陣の中ではこの2人が中軸となって投げている様子です。
 全国でも強豪と呼ばれるチーム相手にどう立ち向かうか。文中で書いた「ストライクゾーンをかするような投球」をしていた栗田投手の姿は、それを追求した一方策ではないか、と思います。その代償として与えた日四球4を数え、投球数も4回にしては投げすぎの74球でしたが、どう工夫し立ち向かうか、という意味ではいい勉強をさせていたただきました。

 JRの方に目を向けると…七十七銀行もそうでしたが、JR打線も個々の力に酔うことなく、つなぎの攻撃で結果点を奪うのを徹底していました。大きいミスはなかった石巻から10点を奪ったのは、この成果ともいえるのでは。
 投げてはセカンド・エースを狙う一人の森内投手が7回まで投げました。新聞記事では4四死球に反省という記述もあったとおり、上を目指すには課題も見つけた、というゲームになったのでしょうか。摂津投手という大きい柱を支える投手に、という意味で中村投手をはじめとした若手投手陣の競争は続きます。

 そして、両チームとも共通ですが、試合前の練習にダッシュを取り入れていたのが印象的でした。案外このダッシュというのが軽く見られているのか、それともそれをするとゆるくないのか分かりませんが、こういう瞬発系の練習がチト薄いのか?北上球友に在籍していたとき、企業チームにいた選手から「どうにもダッシュなど足を使った練習が足りない。練習の最後にでも何ぼかずつでもやる事だけでもだいぶ違うんだよ」というアドバイスを受けていましたが、この差がそのまま野球の差にもなるのかな…色々考えさせられてしまいました。個人個人では取り組みの強い選手もいますが、チーム全体での取り組みという視点で考えてほしいな、とも思います。
 この2試合をずっとネット裏やや一塁よりで見させていただきましたが、近くにいた野球好きの方何人かの方とお話しながら楽しく見させていただきました。中には大船渡出身の方もいまして、ビックリしたの何の…。また宮城で野球を見る際にお会いできましたら、よろしくおねがいします。

 結果からいえば、駒形とTDKの試合見てからでも間に合ったのかな(駒形-TDKの試合終了12時15分、JRと石巻の試合開始は13時13分)とも思いましたが、この2つの試合を見ることが出来たのが何かの経験になれば、と思います。ここにこうして記事を書いたことも含めて。

 試合終了後。激戦を物語る光景が色々見えました。
 マークスの江井さん、石巻の阿部、本山両選手は足を引きずっていました。
 スコアの上では差をつけられたのかもしれませんが、それでも必死に食い下がった一つの姿と言えるでしょう。
 30日に特大の本塁打を放ったJRのルーキー佐藤翔選手。
 この試合では出番はなく、試合途中ではボールボーイが座るイスに座って裏方をこなしていました。試合後もチームの荷物を積んでいた車を移動させていたり。確かな技能を持っていても、チームの一人であるという意識。こういう仕事から学ぶ事で一人間として伸びてほしいと思います。

 仙台レポートはもう一つ、書かせていただきます。
 ただ、記事の書き方はがらりと変わりますので、そこの所お楽しみにしないでください。
 この項の記事制作はここまでとさせていただきます。
 一旦失礼します。


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