MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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都市対抗野球岩手県予選の組み合わせと見どころ。【2009社会人野球】

 伊東です。早速ですが、本題に入らせていただきます。
・5月30日 大会第1日
≪県営球場≫
第一試合・一回戦 盛岡市・JR盛岡  - 一戸町・一戸桜陵ク →1
第二試合・一回戦 北上市・北上レッズ - 久慈市・久慈クラブ →2
第三試合・一回戦 二戸市・福高クラブ - 盛岡市・盛岡倶楽部 →3
≪花巻球場≫
第一試合・一回戦 盛岡市・オール不来方- 奥州市・オール江刺 →4
第二試合・一回戦 釜石市・釜石野球団 - 大船渡市・赤崎野球ク→5
・5月31日 大会第2日
≪県営球場≫
第一試合・一回戦 一関市・一関BBC - 矢巾町矢巾硬式ク →6
第二試合・二回戦 奥州市・水沢駒形倶 - 大槌町・大槌倶楽部 →7
第三試合・二回戦 盛岡市盛岡市立ク - 1の勝者      →8
≪花巻球場≫
第一試合・二回戦 陸前高田市・高田クラブ- 2の勝者     →9
第二試合・二回戦 遠野市・遠野クラブ -  3の勝者     →10
・6月1日 大会第3日
≪県営球場≫
第一試合・二回戦 宮古市宮古倶楽部 -  4の勝者     →11
第二試合・二回戦 盛岡市・盛友クラブ -  5の勝者     →12
≪花巻球場≫
第一試合・二回戦 北上市・黒陵クラブ -  6の勝者     →13
第二試合・二回戦 盛岡市・フェズント岩手-奥州市・前沢野球倶 →14

・6月13日 大会第4日
≪県営球場≫
第一試合・準々決勝 11の勝者 - 12の勝者 →17
第二試合・準々決勝 13の勝者 - 14の勝者 →18
第三試合・準決勝  17の勝者 - 18の勝者 →20
≪花巻球場≫
第一試合・準々決勝 7の勝者 - 8の勝者 →15
第二試合・準々決勝 9の勝者 - 10の勝者 →16
第三試合・準決勝  15の勝者 - 16の勝者 →19

・6月14日 大会第5日-別名(勝手に)クライマックスシリーズ
第一試合・決勝(第一代表決定戦) 19の勝者 - 20の勝者 →21
 ※勝者は岩手第一代表として東北大会に。 
第二試合・第二代表準決勝     19の敗者 - 20の敗者 →22
第三試合・第二代表決定戦     21の敗者 - 22の勝者
 ※勝者は岩手第二代表として東北大会に。

 …と、まずは組み合わせを紹介してきました。
 続いては各ブロック毎に見どころ紹介します。
《ブロックA》水沢駒形、大槌、JR、一戸桜陵、盛岡市立。21世紀5度目の東北狙う駒形に、4年ぶり進出狙う上り調子JRが急接近!
 このブロックは表題でチーム名をあげた2チームが東北進出を巡り激しくぶつかる様相。駒形は県知事旗大会を野手の加藤武を登板させる状況の中準優勝という結果を残すと、クラブ選手権大会では高田に苦戦は強いられたものの北上、宮古、久慈には差を付け優勝の座に着いた。佐藤雄亮の成長で左はエース新田と二枚看板に。右も今野、佐藤功也、渡邊、菊地良幸と万全の陣容に。打線も一度きっかけをつかめば、点と塁を奪う意識の強い打線が爆発する。今年こそ東北大会で決勝トーナメント一勝をあげるべく、岩手を勝ちに行く。
 JRは前年の県知事旗、JR東日本大会、今年の県知事旗大会でのたたかいで顕著な成績をあげ、代表争いに心身ともに割って入る力を身に付けた。金野、千葉智之でまかなってきた先発に千葉裕也、前川といった若手投手が参入。大川、岡本、中屋敷といったタイプの違うリリーフが後を受ける。打線は上位に機動力を使える高橋敦や日向端悠を配置し、カズ(関口)・テツ(蛯名)コンビにつなぐ事が出来るか。復活12年目の今年は熱い。
 盛岡市立は高卒ルーキーの佐藤昭がデビューで厳しさを味わったが、彼の成長が吉田、高橋が支える投手陣の押し上げにつながるか。後楽園出場経験のある熊谷は33年目。小沢は軟式野球で強豪チームをまとめた経験を持つ。百戦錬磨のベテランの経験を受け継ぎたい。
 大槌はクラブ大会欠場。選手の異動もあったが、先の大槌大会では松村が登板し、経験をつんだ。対戦相手は厳しいが見せ所作る。
 一戸桜陵は今シーズン初登場。こちらも対戦相手がJRと厳しいが、前年には赤崎破った経験も。自分たちのペースに引きずり込み一勝狙う。

《ブロックB》高田、北上、久慈、福高、盛岡、遠野。久慈や高田が軸も、パワーある4チームの巻き返し有り。
 上位進出が見込まれるのはクラブ大会で赤崎、江刺を破った久慈と、県知事旗ではフェズントを破り、クラブ大会では駒形を苦しめた高田…と見るが、若手が多く入り去年の4位遠野、県外大会で一勝挙げた盛岡、クラブ大会で1イニング10得点×2を成し遂げた福高、波乗れば底力のある北上とそろい、混戦が予想される。
 久慈は先のクラブ大会では大沢義、中野眞、堀崎とベテラン投手陣が持ち味出しての準優勝。この3人に続く小早をはじめとした若手の奮起に期待したい。打線も近年四番に定着しつつある中村を中心に、波に乗れば山本淳一や中鉢といった好投手をも捕らえるほど振れている。問題は試合の時にベストのメンバーをそろえられる状況作れるか。去年は少なくとも2試合泣いているだけに気をつけたい。
 高田は企業やクラブ強豪と相対した時は馬場が登板。どの試合でも互角に組み合った。長丁場のトーナメント(特に大会4日目以降)をたたかうには長年言われている「三番手以降の投手」の整備が必要。
 打線は上位大会を知る山田や村上、佐藤和を中心に、勢いの良さに機動力(山田や中村)絡めて点を奪いに行きたい。攻めの姿勢に乗った時の爆発力は県下有数だ。
 ここ数年若い活きのいい選手が多数入部している遠野は、キツイマークを受けながらも都市対抗では4位という経験もつんだ。井手、佐々木で支えてきた投手陣に去年は照井が、今年は菊池(郁)が支え手として入る。マーク乗り越え東北を狙う。
 盛岡は前年江刺を破り、ベスト8に勝ち残った。前年破れている遠野が次の相手だけに何とかたどり着きたい。選手個々の力は悪くないだけにキッカケつかめれば上昇も。
 クラブ大会では爆発力ある所も見せた福高。基本に徹した野球が売りで、何だかんだと各大会では一勝はしているチーム。クラブ大会では小坂以外の投手も見せ所作った。60年ぶりの優勝を目指す。
 北上はエースの本城が他県に就職し事実上離脱してしまったが、そこを攻めの姿勢に乗ったらどこまでも点を取る打線が投手陣をカバーする事ができるか。久慈との試合では打撃戦に持ち込みたい。

《ブロックC》宮古不来方、江刺、釜石、赤崎、盛友。下馬評は江刺、宮古不来方、釜石の経験派チームが追いかける。赤崎はどの試合とっても“挑戦”!

 新聞報道では前年代表に次いで上げられていたチームの内2チームがこのブロック内に入った。だが、一昨年ベスト4の不来方やクラブ全国経験のある釜石、チームに厚みが出てきた盛友…そして、都市対抗ではここ数年苦しんでいる赤崎が下剋上を狙う。
 江刺は岩泉、中鉢、三浦が投手陣の軸になり、千葉正、今野がその挟間で経験をつむ。打線も藤野、村岡が軸となり、小又など有望な若手選手が加わり地力を付けてきた。経験の浅さもこの間2つの悔しい敗退でリセットされ、クラブで果たせなかった上位進出をこの大会で果たすべく新たな気持ちで都市対抗に臨む。
 宮古はクラブ大会で6人の投手が大会を経験。特に石田の復活は投手陣にとって大きな後ろ盾ができた。佐々木監督の言う「チーム改革」も3年目。個性ある選手が多く集まりチームも活発化している中でいい流れに乗っているのも事実。宮古市初の東北大会進出で1つの結果とする事が出来るか。
 不来方はクラブ大会では屈辱的ともいえる形で敗退。だが、その試合中にも修正が入っているだけにそれが都市対抗までに間に合えば手ごわい相手になるのは間違いない。徳田・漆原以外の投手が自信つけられるか。多く出ている若手選手陣に注目したい。
 釜石も悔しい敗退という意味では同じ大会で味わった。だが、いいペースに持ち込めば不来方との試合で見せたようなグッドゲームもできるようになった。佐々木憲や大滝、久保雄といった若手が中堅・ベテランに火をつけている。
 盛友はクラブ一回戦で接戦を制した事が自信となっている。久慈との試合も二回の4点がなければどう転がっていたか分からない。こちらも齋藤が要所で経験をつんだ。川村、伊藤が調子を上げ、松本がチームをまとめて上位を目指す。
 そして…赤崎は今シーズン、2勝2敗と勝ち星では五分も、江刺との試合以外ではそれぞれの試合なりに課せられた最低限のテーマは乗り越えている。エース山本淳一がコーチ兼任となり、佐々木慶、佐々木純、古内、鈴木といった投手陣を引っ張る。打線も上位下位関係なくつなぎで点を取りに行く姿勢は変わらない。長丁場のたたかいになるだけに佐々木隆、亘理、佐々木雄、伊東崇といった準レギュラー陣がどこまでレギュラーの選手を突き上げられるか。
 この大会はどこの試合とっても油断禁止。挑戦者として上位目指すたたかいに一丸で挑みます。

《ブロックD》黒陵、一関、矢巾、前沢、フェズント。岩手一の力量フェズントに黒陵はじめ4チームが如何に食らいつくか。

 このブロックでは、力が抜けているのがフェズント岩手。捕手陣が入れ替わり、選手自体も何人かが異動したりしているようだが、大坊、渡辺が軸となる打線、豊田、志田、小野寺、柿沢の4本柱がしっかりしているだけに力の下降はまず、ない。県知事旗では悔しい負けもきっしたが、それもこの大会への糧になるなら「授業料」。不安があるとすれば、社会人野球は初めてとなる土岐、佐々木俊の捕手陣だが、チーム力でカバーし、3度目の東北進出&二連覇を狙う。
 黒陵は前年の大会で3位。東北行きには後一歩及ばなかったが、新卒で幅広い地域から入部者も入り、更には関東自動車-オール江刺と経験積んだ三鬼も加入。伊藤、澤田、浅沼と続く打線はどのチームでも侮れない。
 エースは小山哲朗。勤続疲労も懸念されているが、どこ吹く風と好投を見せる。二番手投手は右サイドの佐藤高とルーキー田中で争うか。このチームも活力あり、波に乗って“番狂わせ”から今度こその東北行きを目指す。
 前沢は右のエース小野寺徹が完調なら自分のペースにのり相手を苦しめる事もできる。今年は近隣の町から複数の新人が加入。その勢い付けてまず一勝…というには相手が悪いが、全力のプレーを見せたい。
 矢巾は里舘、在家、門脇といった若手投手が春先経験をつんだ。高校時代とはまた違う厳しさも知り、次の一勝に向けて前向きに挑む事ができるか。
 一関は先の大会で惜敗。もう少しで勝てるかという所まで行っての大逆転負けに悔しさもあるが、これを到達点として2年ぶりの勝利をあげたい。
 …と書いてみたら、残り書く部分が足りなくなってしまいました。
 今大会には雫石、花巻、住田、九戸の4チームが欠場となりましたが、それでも参戦する22チームの皆さんには心身ともに万全にしていただき、この大会に臨んでいただきたいと思います。
 今大会は一回戦、二回戦の「第一ラウンド」が5月30、31、6月1日に。準々決勝以上の「第二ラウンド」が二週間置いて6月13、14日に行なわれます。
 第一ラウンドでは「先に進むために一歩も気の抜けない対決」が、第二ラウンドでは「上の大会をかけて1日2試合」。どっちも厳しいハードルには違いありません。
 この激しいたたかいを乗り越え、次のたたかいに進むのはどこか。
 例年、入場料が約500円、大会参加チームの横顔が乗っているパンフが約500円で販売されています。どうぞ
 「働きながら野球も頑張る身近な野球選手」
 を見に、岩手県営、花巻両球場にどうぞ足をお運びください。
 拙文長文でしたがお読みいただきありがとうございました。
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