MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

下記ランキング参加しています。にほんブログ村 野球ブログ 社会人野球へ
にほんブログ村
社会人野球ランキング

クラブ選手権東北予選大会の見どころ+1日目結果速報。【2010社会人野球】

※本来なら、今日早朝までにアップすべき記事でしたが、所用重なり、それがかないませんでした。お詫び申し上げます。
 また、記事中の白山クラブの戦績に関して間違えた記述をしていました。こちらの記事でお詫びの一文を掲載。該当部分は棒線を引いて示したうえで、文は訂正させていただきます。誠に申し訳ございませんでした。


 こんにちは。伊東です。
 一週間以内に、社会人野球の東北大会に関しての見所を2つ書かせていただきます。まずはその第一弾としてクラブ選手権の東北予選大会の組み合わせを紹介します。
 なお、球場名紹介の時にこまち球場は「小町」と記載します。
《第一、第二代表決定トーナメント》
18日小町第一 NA大校友ク - BYフォレスト →1
18日小町第二 郡山BBC - オール江刺 →4
18日小町第三 水沢駒形倶 - 1の勝者 →3
18日八橋第一 新庄球友ク - 白山クラブ →2
18日八橋第二 須賀川クラブ - G・リバース →5
18日八橋第三 高田クラブ - 2の勝者 →6
19日小町第一 準決勝 3の勝者 - 4の勝者 →7
19日小町第二 準決勝 5の勝者 - 6の勝者 →8
 この2試合の勝者は全国大会進出。
19日小町第三 決勝戦 7の勝者 - 8の勝者
《第三、第四代表決定トーナメント》
 ※1、2の敗者はその時点で敗退。
19日八橋第一 3の敗者 - 5の敗者 →9
19日八橋第二 4の敗者 - 6の敗者 →10
20日小町第一 9の勝者 - 7の敗者 →11
20日小町第二 10の勝者 - 8の敗者 →12
 この2試合の勝者は全国大会進出
20日小町第三 代表順位決定戦 11の勝者 - 12の勝者

 宮城県は、予選大会は東北マークスが優勝しましたが、秋の日本選手権の予選に出場するので、クラブ選手権には出場せず、準優勝の白山クがこの大会に臨みます。
 まずは組み合わせ表で左側のブロックから紹介します。
 去年全国に進出したのは駒形、フォレスト。江刺も2年前に、郡山も3年前に出場経験をもちます。
 去年は全国大会でもベスト8に進出したのは水沢駒形。岩手県大会では江刺には敗れたものの他3試合ではスキを見せず快勝。都市対抗では惜しい試合を2つ落とし東北大会進出がならなかった分、この大会で底力を見せたい。去年のこの大会では各県代表を圧倒的大差で破り優勝。出る本郷、返す深井を中心に先の塁を奪うことを強く意識する攻撃陣、頼れる正捕手・玉城のもと、右の佐藤功、左の佐藤雄を軸に試合作ることができる、20代半ばの選手で形成する投手陣で今年も東北王座を守りたい。
 同じ岩手から同じブロックに入ったのはオール江刺。今までの中軸投手が登板できていないが、代わってルーキーの及川政人や2年目の佐々木貴、三浦が台頭。左の高橋翔やベテランの高橋金吾、寺長根でマウンドを守り切る。打線も“F・Mコンビ”藤野、村岡中心に好打者がそろう。2人と並ぶ中軸打者・菊地恵太の成長は著しい。全国には2度進出しているが東北優勝経験はないだけに、全国進出とともに目標にしてたたかいたい。
 ブルースヨシフォレストは2度目の東北大会。去年は都市対抗、クラブと勢いに乗り東北進出。クラブ選手権では勢いそのままに全国進出、全国でも一勝をあげた。個々の選手の力はあなどれず、県大会では今回から参戦した三菱製紙八戸クラブをも破り、2年連続の優勝も成し遂げた。一方で選手の生活・練習拠点が県下各地に広がっている事もあり、連携に課題を残す部分もあると言う。課題克服して2000年以降初の青森勢東北優勝をねらう。
 郡山は3年振りの東北大会。かつては全国準優勝までたどり着いたチーム。ここ数年は戦国福島県で上位に来ることは多いものの、『それ以上』のカベにはぶつかり続けているだけに、豊富な投手陣と、地力ある打線を軸に、何としても自力での突破(前回の全国進出は赤べこ軍団の過失も影響)を果たしたい。
 ノースアジア大校友クラブは由利本荘を大差で破り、東北大会進出を決めた。チームの特徴が分からないが、過去にも由利本荘や秋田王冠といった秋田勢が堅い野球を展開して全国に進出して来た経験もあるだけに、強豪が並ぶ組み合わせだが、執念で突破を果たしたい。
 一方の右側のブロック。新庄、白山、高田と全国進出経験はあるものの、そのブランクが長いチームがそろって入りました。さらにユーランドクラブの後継のゴールデンリバース、都市対抗福島2連覇の須賀川が激しく代表を争います。
 ゴールデンリバースは09年初頭に活動を停止したユーランドのメンバーを中心に結成。去年は都市対抗で東北予選に進出。企業チーム相手にも石巻に食らいつき、JR盛岡には競り勝った。企業チーム経験者も多く、力は落としてはいない。県大会も秋田ク、王冠と競り合いを制してきた地力は本物だ。
 00年代に4度全国を経験しているものの、ここ5年は遠ざかっているだけに、今年こそ勝ち抜いて全国一勝を狙いたい。
 高田クラブは00年以降、5年おきに東北大会に進出しているが、ともに後一歩で全国進出を阻まれている。一昨年の毎日旗県大会クラブ優勝、去年の都市対抗県3位と足跡を築いてきた所に、このクラブ大会で赤崎、江刺といった全国経験チームを撃破し東北の舞台に躍り出て来た。
 これまでは馬場や菅野→菅野移籍後は戸羽洋といった中心投手頼りの投手陣だったが、今年は佐々木、三浦といった新人投手が既に登板。さらにベテランの山田、伊藤勝がフォローに入り、層は厚くなった。馬場は県下の強豪と互角以上に投げあえる力をもつ右サイド。野手陣もここ数年入って来た若手選手がチームを刺激。波に乗り始めたら止まらない打線は健在。22年ぶりの全国行きを狙う。
 過去2回、高田の全国行きを阻んだのは新庄球友。
 ここ数年は05年に全国大会進出。翌年にクラブカップ出場も、3年連続で次のステップに進むたたかいに敗れている。今年は都市対抗で念願の東北行きを狙ったものの、それがかなわず悔しい思いをした。力のある中軸選手、先の塁に積極的にチャージする姿勢の強い攻撃陣が活路を見いだし、結城投手を中心とした投手陣で抑え切って、5年振の全国進出を果たしたい。
 須賀川クラブはここ3年都市対抗の東北大会に進出。各県代表の壁に阻まれ続けてはいたが、その中で地力をつけ08年の日本選手権予選では日本製紙石巻を破る大殊勲も経験した。今年は都市対抗では東北進出ならなかったものの、クラブ大会では2年ぶりの東北進出。2年前は江刺に全国行きを、赤崎にクラブカップ行きを阻まれていただけに、岩手勢へのリベンジとともに全国進出を狙う。
 白山クラブは県大会準優勝も、先述の事情で東北大会に出場。東北マークスを破り、東北大会に進出してきた。企業チームには入らなかったものの、有力な選手の受け皿として、長く宮城県のクラブチームの柱としてたたかっているだけに、たたかい方は知っている。7年前に全国進出の好機も迎えたが赤崎にその道は阻まれ、その後はTFU、北社学園ク、青葉と激しい上位進出争いをしている経験がどう生きるか。

 という具合に、10チームを簡単に紹介させていただきました。
 今年はクラブカップ大会は復活しましたが、06~08年のようにこの大会でその代表を決めることはせず(別個に予選大会実施)この大会では選手権大会進出をかけてたたかう事になります。
 去年は各県予選大会で勢いのいいチームが岩手勢の前に立ちはだかり、岩手の連続出場ストップもありうるか、という状況でしたが、駒形がそのパワーで各県代表の挑戦を跳ね返し、東北優勝をもぎ取り、今年は3チームが東北の舞台でたたかう事になりました。
 3年前のように二回戦で岩手勢同士でバッティングすることもなく、各ブロックに別れましたが、やはり各県代表にとって「岩手代表を倒して全国行き」というのは大目標です。
 去年から「ベスト8での勝者が全国行き」ではなく「準決勝の勝者が全国進出」になりました。運がよければ1勝で全国に進出できた前者の形式ではなく、2勝、3勝しなければ全国には進めない厳しいたたかいになっています。
 相変わらずのずぼらな性格もたたって、記事完成が大会前日になってしまいましたが、大会に参加される皆様の奮闘を願うとともに、身近な3チームには目標を達してほしい事(特に高田クラブ)たたかいの現場に立たれる以上は悔いなきたたかいをしていただきたいことを強く願いまして、今回の記事製作を終わらせていただきます。

 …とまで書いた所で、すみません、第一日目終わっていました。
・一回戦
 NA大校友 6-1 BYフォレスト
 新庄球友ク 4-3 白山クラブ
・二回戦
 水沢駒形倶 10-0 NA大校友
 郡山BBC 7-6 オール江刺
 Gリバース 9-3 須賀川クラブ
 高田クラブ 5-4 新庄球友ク

 高田は新庄に競り勝ち(現地からのリポートありがとうございました)駒形は快勝、しかし江刺は反撃あと一歩届かず第三・四代表トーナメントに回りました。BYフォレストと白山クラブが予選敗退となってしまいましたが、みなさん、明日もガンバってください!
下記ランキングに参加しています。にほんブログ村 野球ブログ 社会人野球へ
にほんブログ村