MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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社会人野球ランキング

2010社会人野球 社会人野球・ポイントランキング-東北他5県の部-

びー:さて「社会人野球・ポイントランキング」お送りしていますが、伊東は今年、やっちゃいました。よりによって岩手だけでなく東北6県のランキング出しやがりました。
大体岩手の記事書くだけでも肩身狭いってのにその範囲を東北まで広げてしまいまして…全く岩手の恥というか、大船渡の恥というかブツブツ

伊東:わーるかったな。岩手の恥でよ。
 …しばらく前に『福島のランキング』出すことを書いていましたね。で、その副産物として「そうだ、東北全体のやってみよう」というふうに考えが行きまして。それでランキング記載5年目にして「東北6県」にまで範囲を広げてみました。

ベン:…こんな事するの伊東君だけですよ。日本中探しても。

伊東:野球と政治活動が軸のこのブログ、他人と同じことしたってしゃーないべ!(と、DAIGOさんの決めポーズを取る)

びー子:にあわなーい。やめてーきゃー。

伊東:一回で止めますよ。というか自分で似合わないこと分かってますから。
 と、いう事で北からまいりましょう。

青森県
1位 三菱製紙八戸クラブ 81P(13-5)
2位 ブルーズヨシフォレスト 28P(4-4・1棄権)
3位 キングブリザード鶴田 24P(4-5)
4位 オール青森クラブ 16P(2-4)
5位 全弘前倶楽部 15P(2-5)
6位 自衛隊青森 11P(1-4)


びー子:まずは青森県です。
 2008年に結成し、去年は都市対抗東北進出、クラブ選手権では全国1勝も果たしたブルーズヨシフォレスト(以下ブルーズ)ですが、今年は1971年に青森社会人野球が復活して以降、青森を長く支えている三菱八戸が大ブレイクを果たしました。

伊東:都市対抗では東北予選10年ぶりの1勝、クラブカップでは東北準優勝、東日本大会でも強豪2チームに勝ち、高崎には及ばなかったものの準優勝と大きい成果を成し遂げました。

ベン:その一方でもう一つの企業(官公庁)が関わる自衛隊青森ですが、今年は目立った成績を残せずポイント最下位に。逆に今まで目立たない位置にいた鶴田が、チーム名改称の刺激もあり今年4勝、オール青森がここ数年の不遇を払拭する県大会優勝を果たしました。

びー:自衛隊青森や弘前、ブルーズといったこれまで活躍して来たチームが今年は苦杯を喫した印象だね。東北の壁を突き抜けた三菱八戸に続くことができるか見物です。

秋田県
1位 TDK 112.5P(18-5・2分)
2位 ゴールデンリバース 60.5P(11-5)
3位 JR秋田 50P(9-7)
4位 能代松陵クラブ 42P(8-8)
   ノースアジア大学友クラブ 42P(7-11)
6位 互代設備ダイヤモンドクラブ 36.5P(7-6)
7位 秋田王冠クラブ 35.5P(7-7)
8位 秋田ベースボールクラブ 28.5P(5-7)
9位 由利本荘クラブ 23P(3-9)
10位 大曲ベースボールクラブ 11.5P(1-8)


びー子:続いては秋田県です。
 やはりTDKが県では負けなしという圧倒的強さを見せつけました。それに続いたのはゴールデンリバース、JR秋田といったチームでした。

伊東:TDKはね…今年直にその様子味わされたから(くすん)。でも、今年は都市対抗、選手権とも全国進出の道は閉ざされた。「1+1」が中々2以上つながらないのが悩みなんでしょう。
 それを追いかけるGリバースやJR秋田の一定の強さは承知(JRに関してはJR盛岡との間接比較)ですが、一時不調だな、と見ていた能代や、ノーマークだったノースアジア大が、今年は随所で目立った印象をもちます。

ベン:その一方で…王冠や本荘といったここ数年で上位大会に進出しているチームが比較的苦しんだ印象ももちますね。秋田は全国に先駆けて「全県的なリーグ戦」を実施している県です。他の県と違ってポイント数に派手な差を感じないのはそのせいなんでしょうか。

びー:東北区で対戦・観戦したことがないのは秋田BBC、互代設備、大曲の3チーム。これらのチームの頑張りを見たいところだね。特に湯沢とか横手地域で唯一?のチームの大曲には。

伊東:「じゃあ秋田県大会見物行け」というツッコミは勘弁してくださいね。

山形県
1位 きらやか銀行 33P(3-5)
2位 新庄球友クラブ 22P(3-5)
3位 天道エンジェルス 17P(2-4)
4位 鶴岡野球クラブ 5P(1-4)
順位外マリンベースボールクラブ酒田 0P
   米沢中央和牛屋 OP


びー子:次は山形県です。
 登録は6チームですが、酒田と米沢は今年の試合に不参加。限られた大会の中で4チームでたたかいました。やはり頭ひとつ抜けていたのはきらやか銀行都市対抗では両試合とも20点差以上つけ圧勝。東北大会では組み合わせの不運に泣き予選リーグで姿を消しました。新人が多数入る中できらやか銀行が持つ「ギビキビとしたプレースタイル」に、さらに力強さを身につけることができるか、見物です。

伊東:クラブの強豪と言えば新庄球友が思い当たりますが、今年は悔しい年になったのではないでしょうか。クラブ選手権こそ東北大会に進出したものの、高田、江刺にリベンジ食らって敗退。都市対抗では2度目の東北進出目指しましたが天童にやぶれそれは成らず。来年は挑戦の年となりそうです。6年前に都市対抗で企業チームを破った鶴岡は、今年は1勝と総じて苦しんだ印象がありました。年代別代表選手を出したこともあるチーム。沿岸地区の雄として復活に期待です。

ベン:天童は過去には2年間公式戦で勝つことができなかった時期もありましたが、去年一関大会で勝ち星を挙げ、全国区のチームとも対戦。その経験が生きて今年は鶴岡、新庄を破る成果をあげました。都市対抗東北の舞台ではフェズント、東北マークスに敗れましたが、所々に光るところを見せました。

びー:ポイント数を計算してみて、他の県と比べて公式戦の開催数が多くないのが気になる所かな?少し前はもう少しチーム数もあったはずだけど、東海大山形日大山形といったOBチームが解散、米沢、酒田という既存チームも事実上活動停止という状態で、どう活発化させるか、頭を痛めているところだけど、何とか頑張ってほしいね。

宮城県
1位 JR東日本東北 131P(16-10)
   七十七銀行 131P(15-9・2分)
3位 日本製紙石巻 90P(9-10・2分)
4位 東北マークス 80P(16-8)
5位 TFUクラブ 69P(12-4)
6位 北社学園クラブ 45P(9-6)
7位 白山クラブ 26P(4-4)
8位 青葉クラブ 15P(2-5)
9位 S.Aクラブ 13P(2-5)
10位 サニークラブ 12P(2-4)
11位 宮城大崎クラブ 11P(2-3・棄権1)
12位 石巻日和倶楽部 9P(2-2・棄権2)
13位 仙商クラブ 1P(0-1・棄権2)
   登米クラブ 1P(0-1・棄権3)


伊東:続いて、強豪企業チームが並ぶ宮城県です。
 都市対抗は第二代表、その他の大会でも上位に進出する機会の多かった七十七銀行と、これまでの主軸選手がプロ進出や退部などでいなくなり、再構築中ながら選手権出場のJRがトップタイで並びました。ただ、JRに関してはJR大会の結果を入手していないので、その結果次第で結果がどうなるか分からない部分もあります。3位には都市対抗で念願の初出場を果たした日本製紙石巻、4位には各地のクラブの大会で優勝をさらって来た東北マークスが入りました。

ベン:とにかくおなじみ“4強”が目立つ宮城県ではありますが、クラブチームも奮闘を見せました。過去3年全国大会に進出していた東北マークスが、県内の大会で北社や青葉といったチームに敗れる事態も。TFUは東北連盟大会で優勝も果たしました。もともとがNTTという名門チーム、バックアップ体制もあるマークスを破る、というのは簡単なことではありませんが、手の届かない所ではない、と意気高く挑むチームの『下克上』も見てみたい所です。

びー:各チームとも成果と課題を残したシーズンだったね。後、七十七と石巻はシーズン後にエースがそれぞれプロに進出した。小林、久古両投手のプロでの奮闘を願うとともに、両チームとも資質のある投手は多くいます。彼らの成長を楽しみにしたいっすね。

福島県
1位 福島硬友クラブ 56P(11-7)
2位 オールいわきクラブ 46P(9-7)
3位 郡山ベースボールクラブ 45P(7-5)
4位 いわき菊田クラブ 34P(6-7)
5位 福島クラブ 31P(7-5)
   保原クラブ 31P(7-3)
6位 須賀川クラブ 30P(5-6)
7位 全白河クラブ 28P(5-3)
8位 小峰クラブ 20P(4-5)
   北斗野球クラブ 20P(4-3)
10位 あぶくまベースボールクラブ 18P(3-5)
11位 ALL北嶺 17P(3-5)
   自衛隊福島 17P(3-4)
13位 オール双葉クラブ 13P(2-4)
   二本松クラブ 13P(2-4・1棄権)
15位 オール喜多方クラブ 8P(1-5)
   表郷硬友クラブ 8P(1-4)
17位 会津ベースボールクラブ 3P(0-3)
18位 飯野クラブ 2P(0-2)
   岩瀬書店クラブ 2P(0-2)
20位 川俣クラブ 1P(0-1・棄権2)
順位外 ニュー相馬クラブ 0P
    田島クラブ 0P


伊東:最後に福島県です。
 22チームが登録されていますが、相馬、田島両チームの公式戦出場が確認できませんでした。福島も…今過去5年(05~09年)にしぼってポイント編集をしていますが、結構チームの変遷多いんですね。その中で活動を続けることがどんなに大変か、というのを見た思いがします。

 そんな中で今年目立ったのは福島硬友クラブ。公式戦で10勝以上あげたのは硬友だけ。春の福島市長大会では岩手・高田を破り準優勝…などの成果が認められ、福島で行われたクラブカップでは地元推薦で出場し、1勝をあげました。文字通り今年福島で一番目だったチームと言えます。

びー子:2~4位のチームは東北の舞台で奮闘を見せました。オールいわき、いわき菊田の両チームは都市対抗の東北大会に出場。残念ながら共に2敗という結果となりましたが、オールいわきは七十七銀行、赤崎に徹底的に食らいつきました。郡山も東北連盟大会で準優勝を果たすなど、一定の成果を出しました。

ベン:あぶくまBBCや二本松がワンチャンスを生かし、上位大会進出を果たす一方、ポイント上位の福島や保原、ここ数年活躍が目立っていた須賀川や全白河が、形に見える納得行く結果は残せなかったのが悔しいところでしょう。

びー:都市対抗、クラブのたたかいが終わって、今年は全国の舞台に進出するチームがなかった記事の中で『中軸的チームがない』事に関して触れられていた記事があった。その取り組みは、地元の人達の考え次第とは思いますが、まずは各チームが生きる、という事を考えにおいたほうがいいかと。それを基礎に、岩手で言う『フェズント』のようなチームをどうするか、という動きがあれば、それは頑張ってほしい、と思います。

びー子:と、いう事で東北6件のランキングを書かせていただきました。

ベン:文字数ギリギリにしてしまったので慌ただしく終えますが、この記事が各地域で頑張っている人を励ますものになれば、と思います。

びー:今年も一年、このバカの書く野球の記事につきあってもらってどうもありがとう。

伊東:来年も、皆様のそれぞれの思いがぶつかり合う社会人野球を、積極的に取り上げて行く予定でいます。今年もつたない記事にお付き合いいただきましてありがとうございました。


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