MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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2012社会人野球 岩手県でも社会人野球開幕迫る。岩手県知事旗大会組み合わせ/もう一つ新チーム。

 今日は、伊東です。
 社会人野球は全国各地で本格的に始まっていまして、すでに中核的な地域全国大会(日本選手権対象大会)も優勝が決まった大会もあります。シーズン短縮化の方針もあり、都市対抗本大会が7月になるなど例年より日程が早まっている中でのシーズンインになっていますが、岩手でも明日から行われる「岩手県知事旗大会」からその輪に加わります。
岩手県知事旗大会組み合わせ
(会場は全て葛巻町総合運動公園野球場)
【4月28日】
・第一試合 フェズント岩手 - 福高クラブ →1
・第二試合 オール不来方 - 水沢駒形倶楽部 →2
・第三試合 JR盛岡 - 盛友クラブ →3
・第四試合 矢巾硬式クラブ - オール江刺 →4
【4月29日】
・第一試合 1の勝者 - 2の勝者 →5
・第二試合 3の勝者 - 4の勝者 →6
・第三試合 5の勝者 - 6の勝者


 では、見所を書いていきましょう。
 選手紹介は敬称略でお伝えします。

 第一試合はフェズントと福高ク。フェズントは去年都市対抗の初戦敗退、アマ王座でも納得のいく結果は残せなかった。小野寺、柿澤の両輪を軸とした投手陣は坂本、卯名根口ら高卒叩き上げ組で底上げを図りたい。打線は“出る人”の役目を担う屋宮、小野寺がどこまで成長果たしてくるか。どこからでも点はとれるだけに実力の平均値を上げる取り組みをしていきたい。
 福高クは一昨年のクラブカップ県予選で躍進。その軸となったのは左のエース東山。経験を積んだ今年は右のエース小坂と両輪で上位進出を狙う。
 打線の軸はベテランの石輪だが、次の世代の中軸を狙う選手にも目立った活躍が望まれるところ。

 第二試合は駒形-不来方
 去年は加藤武を中心に回した駒形の投手陣だが、今年は高田クラブから馬場が加入。ここ2年投げていない新田の動向と20代の投手陣がどう力を安定化していくかを注目したい。
 点を取る意識は県下有数の強力打線も健在か。前年から遊撃を守る村上や外野の羽藤がどうチャンスメークをするか。玉城、深井、佐藤の中軸は強力。
 不来方は徳田、漆原が長年投手陣を支えていたが、去年は三浦も登板し、投手陣を支えた。例年何人か入る投手が実戦で登板できれば連戦に対応できる。
 打線は今年40歳を迎える小田嶋、小田中が奮戦しているが、中軸に若手の名乗りもほしい。去年はクラブ大会でベスト4と地力は持っているチームだ。

 第三試合はJR-盛友ク。
 JRはここ2年で台頭してきた前川、寺田が2本柱の投手陣で都市対抗東北進出。赤べこ以外では初の第一代表トーナメントに進出したが宮城県勢の前に屈した。他の投手のカバー力を上げることができるか。打線も4番の田中が大ケガをした後遺症をどこまで取り戻すか。攻撃力の強化も上位進出の課題なだけに得点への意欲を持ちたい。
 盛友は去年クラブ、都市対抗ともに県ベスト4、北上大会では決勝戦まで勝ちあがった。ここ数年、新卒で武田、中村の左投手に移籍で全国区でたたかった岩泉が加わった。打線は中軸の松本や今松を筆頭にチームバッティングでつないでいく。江刺や駒形を追いかけるチームとしての地歩を固めたい。

 第四試合は矢巾と江刺。
 矢巾は10年秋のクラブカップ予選で本大会進出まで後一歩まで迫ったが届かず、去年はクラブ、都市対抗で苦しんだ。北上大会でベスト4に勝ち上がったのを再浮上のきっかけにするか。投手陣は在家、里館、南館、伊藤の成長に期待。打線は清水村と水本の“ダブル4番”が今年も機能するかに注目。
 江刺は都市対抗では後一歩で東北行きに届かなかったが、クラブ大会では全国に進出、一勝をあげた。クラブ最強の大和高田とぶつかった経験をどう生かしていくか。投手陣は菅原と及川の二本柱に佐藤幸や三浦がどうカバーするか。野手は「FMコンビ」藤野、村岡が軸なのは変わらず。一年棒に振った遊撃の古館がどこまで復調するか。

 二週間後にはすぐに都市対抗、ということもあり、いわば最終調整の場としてこのたたかいに臨むチームも多いことと思います。葛巻もまだポカポカとまでは行かない天候と思いますが、ケガばかりお気をつけてたたかっていただければ、と思います。
 JABAのHPには各チームの動向も載っていまして、以下の事が新たにわかりました。
関東自動車、盛岡球友が正式に登録。
(関連して静岡チーム-裾野BBC-の解散)
・他にロキテクノベースボールクラブ(富山県)とDBグラッズ(京都府)が新加入。
・岩手の5チームに加え、S・Aクラブ、石巻日和倶(宮城県自衛隊福島、岩瀬書店クラブ、オール双葉野球クラブが活動再開。しかし登米クラブ(宮城県)表郷硬友クラブ(福島県)が解散。
・水沢駒形~高知FDでプレイしていた大谷龍太選手が関東自動車に転籍。
 毎日新聞によると、盛岡球友は岩手銀行・関連会社の人で構成され、40人近くの部員で今年から参戦、という記事を見ました。岩手銀行野球部は1995年に活動を停止していますから…今の赤崎のチームで、直接岩銀と対戦した選手は私の年代で最後じゃないでしょうか。(95年都市対抗・伊東が北上球友在籍時に対戦。4-14で敗退)うーむ、時代を感じますね。都市対抗では開幕第一試合に登場します。どういうたたかいするのか期待したいですね。
 最後に。
 一昨年は父、祖母の急逝のショック、去年は東日本大震災のショックで社会人野球に関しての記事製作が二の次三の次になっていました。今年は制作環境もある程度整えてきたので、岩手の社会人野球のがんばりを記す事ができれば、と考えています。
 拙稿お読みいただきありがとうございました。
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