MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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2012社会人野球 秋空のもと、社会人野球後半戦を振り返って。

 社会人野球はいよいよ日本選手権、という時期となり、日本のプロ野球も、ポストシーズンの一段階を残すのみになりましたか。
 自分自身の野球はとうに終わっていたので、すでに心は“別のたたかい”モードに入っていましたが、ほんでも終わっていたら終わっていたなりの心境ってのもありますので、その部分ぶつくさ語って参ります。

 高校野球夏の甲子園にあたる大会は「都市対抗」「クラブ選手権」。しかしシーズン短縮化の影響もあり県予選は5月開催、クラブ選手権も7月前の県予選で敗退。以降の大会は全国を狙う大会はなく「活動再開一年目厳しい結果突きつけられたな」という思いでいっぱいでした。
 岩手県の社会人野球は大体月一で大会が行われますが、7月は高校野球もあるのでナシ(東日本地区選抜の性格持つ一関大会除く)。8月にクラブカップと日本選手権の県予選、9月に東北連盟大会の県予選、10月頭に北上内陸クラブ大会、10月末に岩手アマ王座決定戦が行われます。
 赤崎は今年、都市対抗、クラブ選手権のみの参加というのが当初の予定と聞いていましたので、クラブ選手権県ベスト4で終わったときは一抹の寂しさを。しかしその敗退の日にクラブカップの参加を決断。翌日が締め切りという中書類も間に合い参加にこぎ着けました。

 8月。クラブカップの県予選は、クラブ選手権東北予選進出の駒形、江刺が参加資格除外、盛友が不参加の状況の中盆明けに行われました。ただ、皆様承知の通り残暑が厳しく、盆明け直後という事もあり選手の集合に影響を及ぼしながらのたたかいとなりました。
 そんな中で赤崎は第一週を勝ち抜き、第二週初日のダブルヘッダーを制し東北予選進出。決勝戦は高田との対戦となり、相手投手の軟投にかわされ準優勝に終わりました。思ったように力を出しきれなかった部分もありましたが、上の舞台で戦える、という事がまず重要な成果でした。
 8月は他に「企業定期戦」「日本選手権県予選」が行われ、新規参加チームのトヨタ自動車東日本が参戦。両大会で一勝ずつをあげ、今後に期待を抱かせるものとなりました。一方でここ数年岩手野球を支えているフェズントが意地を見せ選手権の第一代表に。JRは苦しんだ印象がありました。月末にすぐ東北予選がありましたが、岩手県3チームは初戦敗退。

 9月中旬は東北会長大会予選兼毎日旗大会開催。クラブの部は直前のクラブ選手権本大会で全足利に惜敗した駒形が悔しさ晴らす優勝。更にトヨタに勝ったJRにも勝ち現形態になってはじめてクラブチームが毎日旗を獲得しました。
 そうして迎えたクラブカップ東北予選。岩手からは赤崎、高田に第三代表として一戸が出場。初の東北大会出場となる一戸は菊田の壁に阻まれましたが、赤崎は初日の鶴岡、キングブリザードとのWヘッダーを制し、菊田に勝って本大会進出決定。決勝は再び高田。消耗した戦力補いながらの戦いを制し、県予選のリベンジ果たしました。
 そして迎えたクラブカップ東日本大会。東北から赤崎、高田、第三代表の福島硬友に、地元推薦で白山。北海道から函館太洋と小樽、北関東から全日立と茨城GGが出場。
 大会初日、東北勢は赤崎が相手ミスをついて勝ちましたが、白山が一歩届かず、高田は苦杯、福島硬友も涙をのみました。東北最後の砦となった赤崎。福島硬友の友情応援を受け戦った茨城GG戦。終盤までリードを許していましたが、8回に一気6点の大逆転勝ち。決勝こそ函館に屈しましたが、魅力あるチームが集まったこの大会、最後まで戦い抜いた事が一つの自信となりました。

 さて、大会が終わって空を見上げてみると、あれほど厳しい残暑が続いた天候も、すっかり秋の空。社会人野球続けて17年になりますが、この時期に感じる“寂しさ”程、心に堪えるものはないんですね。
「今年も熱かった野球とも暫しのお別れか」と。
 また一つ歳を重ねる事と併せて。

 話が前後しますが10月に行われた他の大会、北上大会は盛友の猛追をかわして江刺が優勝し、東北会長大会ではJR、駒形共に東北のライバルに苦杯を喫しました。
 そして、岩手社会人野球に残された大会はあと一つ、岩手アマ王座のみ。もう少しで“タイムアップ”です。

 実は2010年の都市対抗から積み残しの記事がたくさんあります。父、祖母の死、大震災、自分のウツ症。要因は山ほどありますが、そんでも見てきた“足跡”を記すことが、人生の記録員を自称する私のやることではないかと。一日でも早く制作環境が整うように努力します。

 震災からの復活、トヨタ、盛岡球友といった新ライバルの登場、盛友や一戸の伸長。その中での赤崎の復活劇…そうそう、忘れていけない「RIASHOPE6-都幾川倶」の試合。
 当たり前に生きているって実感を今年ほど強く感じた年もありませんでした。経験重ねる度に、年齢も重なってしまうわけなんですが、それでもその時々に感じる「生きている実感」というものを忘れない、色褪せない人生は歩いていこうと。そのためにも社会人野球も一所懸命向き合う事を誓って、この文を閉じさせていただきます。


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