MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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325歩目 都市対抗野球岩手予選第一日目(前編)-赤崎、トヨタ東に敗退!

 昨日開幕した都市対抗野球岩手県予選、県営と八幡平両球場で6試合が行われました。前日までの好天が一転、肌寒い天候となり、雨も降る中の試合となりましたがそれぞれの試合で熱戦が展開されました。各試合のレポートを入れていきます。

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 まず、一番のピックアップゲームは当然赤崎野球クラブとトヨタ自動車東日本の試合です。去年結成し、岩手アマ王座優勝。今年は社会人野球日本選手権の出場権かかったベーブルース大会にも出場するなど経験を積んできました。前年東日本クラブカップ準優勝の赤崎との注目カードの結果はこのとおりとなりました。

金ヶ崎町・トヨタ自東 2216400 15
大船渡市・赤崎野球ク 0400000 4
【7回コールド】
二塁打 大谷、北見、羽田野、関口(金)
三塁打 大谷(金)金野耕(大)
【金ヶ崎町】
6 羽田野
5 北 見
7 大 谷
3 関 口
2 熊 林
D 高 橋 ⇒7回代打佐々木
9 後 藤
4  林
8 向川戸
1 阿世知

【大船渡市】
8 山本武
4 金野耕
5 新 沼
9 清 水
D 村上知
7 小 松→6回代打出羽→7回7佐々木宏
6 多 田
2 村上修
3 山 下
1 佐々木慶→4回から1大和田→5回途中から山本淳

評…トヨタが先発全員安打の15安打を放ち、攻撃的な機動力も併せて赤崎に差をつけた。初回にランナー2人置いて大谷が中越えの二塁打を放ち専制。一度追いつかれるが3回二死から後藤のセーフティバントで勝ち越すと4回に大谷の2点三塁打など打者一巡の攻勢で6点。5回にも再び打者一巡。大谷、関口、林の適時打で4点をあげ一気に赤崎を突き放した。阿世知は2回に守備のミスなどで4失点を食らったが、それ以降はランナーを出してもきちっと締める投球でエースの貫禄を見せ完投勝利。
 赤崎クは2回に相手守備の乱れを突き、この日9番に入った山下、更に金野耕の三塁打で一時は同点に追いついたが、投手陣がトヨタの的確な打球コントロールと攻勢的な機動力の前にあれよの間に大量点を失った。攻撃的オーダーで臨んだ攻撃陣も3回以降は加点できず悔しい敗退を喫した。

◆この日は760人収容のメインスタンドの8割が埋まる注目カードでしたが、内トヨタの応援・関係者が…200人と聞いていましたが200人では済まない感じの人数が来ていました。一方赤崎は…この時期行事も重なるので両手で数えられる人数でしたが熱い思いで応援を
…と自分で書くのも恥ずかしいのですが(笑)。
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 この試合、2つの「ぶっキレ」が其々の覚醒を促しました。
 まずはトヨタ東サイド。
 200人以上の応援を背に受けて臨んだ試合ですが、2回に守備の乱れから赤崎の猛攻を受け追いつかれてしまいます。いずれ東北の強豪乗り越えて全国に、というチームがこれでは納得いきません。円陣で気合の一声を上げた3回以降、ある場面ではセフティーバント、ある場面では守備陣揺さぶっての的確な痛打で間を抜いていき、4、5回で一挙10点をあげる力となりました。
 一方、赤崎。
 この日3番手で登板した山本淳一投手。コントロールと球のキレに定評の岩手クラブ球界のレジェンド的存在ですが、この日当初は“エンジンが温まらない”状態でボール先行の場面も多々ありました。
 ところが6回二死からそこら辺云々ふっ飛ばす対決が。そう、水沢駒形時代に対戦経験を持つ大谷選手。その後職業選手(独立リーグ)となり、今大会1の注目の選手となった彼に…目の色がはっきり変わりました。
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 ⇒お二方に…すみません、写真機能使いこなせずに小さくしてしまいました。


 「おらぁっ!」

 山本君の怒声。

 そして赤べこ軍団の選手でさえ聞いたことのない鋭いスイング音を見せる大谷君の猛振。
 このぶつかり合いは…センターフライ。
 今年37になる山本君ですが、勝負に対する熱意に衰えなし、を見たひと時でした。
 トヨタは北見選手が4安打、大谷、林両選手が3安打。一方で4番の関口選手が犠飛四死球とチーム貢献を優先させる場面も。大量点がついてもぬかりはなし。先のベーブルース大会で得た教訓を胸に更なる成長を目指します。(写真左は今春入社の高橋翔飛選手、右はチームを率いる三鬼賢常監督)
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 一方赤崎。ルーキーの大和田、小松両選手が登場。大和田投手は前年よりも調子を取り戻し、資質を垣間見せましたがこの試合ではそれを結果に結びつけられず残念な結果に。小松選手も安打放ち意地見せました。彼らの突き上げがやがてチームの力に。この試合を糧にしてほしい。(下写真右が大和田投手、左は先発した佐々木慶喜投手)
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 点差はつきましたが、最後まで抜きはなし。6回に金野耕選手のあわやの打球を向川戸選手が全力でキャッチ。赤崎も清水選手の好守、7回の併殺など意地を見せました。点差以上のプレイと課題を見せ、両チームは其々、次の戦いに挑みます。

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