MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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2017社会人野球−今年も岩手を牽引したのはトヨタ東・水沢駒形。過渡期JR、江刺に壁突破盛友…赤崎も一大会優勝。

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 今日は。社会人野球特集最終段は「岩手県社会人野球チームの一年の戦績」を記載します。チームの記載の順番は公式戦勝利数→同じの場合は試合数の多い順。

▽水沢駒形倶 15勝9敗 知事旗二回戦、都市県三回戦、クラブ選県優勝、同東北3位、同本大会ベスト8、秋季クラブ優勝、毎日旗準優勝、一関一回戦、東北連盟クラブ準優勝、北上準優勝、アマ王座準優勝【表彰選手】長原拓(クラブ選県MVP、同首位打者、秋季クラブ首位打者、B9)齋藤研志郎(秋季クラブMVP、アマ王座敢闘)吉田幸太(北上首位打者、B9)松本利隆(北上敢闘)松本智広(東北連盟敢闘)松岡透(年度新人)馬場敏次(年度会長特別)及川正勝(年度最優秀監督)

トヨタ自動車東日本 14勝9敗 知事旗優勝、JABAべ杯予選リーグ、JABA東北予選リーグ、都市対抗県優勝、同東北第二代表二回戦、岩手定期優勝、日本選手権東北二回戦、秋季企業優勝、毎日旗優勝、東北連盟企業一回戦、アマ王座優勝【表彰選手】阿世知暢(都市県、知事旗、秋季企業MVP、岩手B9)小野勝司(都市県特別、アマ王座特別、岩手B9)羽田野恭平(定期MVP、B9)大谷龍太(秋季企業首位打者、アマ王座首位打者)大澤永貴(都市県新人)、佐々木大和(アマ王座MVP)

 まずは岩手社会人野球を支えるトヨタ、駒形両チーム。各々のカテゴリでトップランナーとして奮闘しました。去年全国に届かなかった駒形は、特に投手陣の層を増しクラブ選本大会、東北連盟準優勝、アマ王座でも富士大を破りました。トヨタ自東は県内公式戦では5大会優勝。居る選手がローテーションを組み総力あげて勝つ姿勢を見せました。その中で村上や佐竹、佐々木各選手が活躍見せる場面も。あとは僅差の壁を破って先達チームを越え東京ドームを狙います。

▽オール江刺 8勝7敗 知事旗二回戦、都市県二回戦、クラブ選県準優勝、同東北一回戦、一関二回戦、秋季クラブ準優勝、北上準決勝【表彰選手】村岡康仁(県ク選敢闘、B9)千葉拓(秋季敢闘)

▽盛友クラブ 8勝7敗 都市県二回戦、クラブ選県準決勝、CC県準優勝、CC東北3位、北海道東北交流一回戦、秋季クラブ一回戦、北上一回戦【表彰選手】武田侑二(CC県敢闘、特別会長)野坂太郎(CC県首位打者

▽JR盛岡 7勝8敗 知事旗準優勝、都市県準優勝、同東北第二代表二回戦、定期戦準優勝、日本選手権東北一回戦、秋季企業準優勝、東北会長一回戦【表彰選手】大越拓人(知事首位打者、定期敢闘、B9)高橋敦(都市県首位打者、定期首位打者)前川尊之(知事敢闘、都市県敢闘)河内山拓樹(毎日敢闘)

▽赤崎野球ク 7勝5敗 知事旗一回戦、都市県二回戦、クラブ選県三回戦、CC県優勝、CC東北4位【表彰選手】金野豪(CC県MVP)

→ 続いては東北級の大会に勝ち上がった4チーム。

 オール江刺はエースが移籍し投手陣再編成の最中、岩手のクラブの中では駒形に一番近いチームであり続けました。照井、後藤と野手で伸長見せる選手も。来年は復調を。その河内山投手が移籍したJR盛岡は大越内野手が中軸に定着、高橋敦外野手も4番で存在感を見せました。都市対抗富士通に破れたのは一番の悔い。若年代の競争も始まり、活気づくか。

 盛友クラブは00年代からの「善戦」越え東北の舞台に。東北CCも3位に入り東北以上も経験し飛躍を期す。

 東北CCでは盛友に苦杯喫した赤崎だが、県CCは勝ち方思い出す優勝。00年代からメンバーも入れ替わるが再びの上昇を一丸となって果たしていきたい。

▽一戸桜陵ク 6勝5敗 都市県一回戦、クラブ県二回戦、CC県準決勝、秋季クラブ準決勝、弘前準決勝

▽花巻硬友倶 5勝4敗 都市県準決勝、クラブ選県準決勝、CC県三回戦、秋季クラブ一回戦

宮古倶楽部 4勝5敗 都市県一回戦、クラブ戦二回戦、CC県準決勝、秋季クラブ二回戦、北上一回戦

▽久慈クラブ 4勝4敗 都市県二回戦、クラブ県三回戦、CC県三回戦、秋季クラブ二回戦

▽前沢野球倶 4勝3敗 クラブ選県三回戦、CC県一回戦、秋季クラブ準決勝【表彰選手】高橋直人(特別表彰・渡邊学賞)

▽北上REDS 3勝6敗 都市県二回戦、クラブ選県二回戦、CC県三回戦、秋季クラブ二回戦、福島一回戦、北上二回戦

→ 年間3〜6勝の6チーム。東北の舞台は踏めなかったがどこかの大会では見せどころを作ったチームが並ぶ。

 この中で出色は4強進出二度の花巻、一戸。花巻は都市対抗、クラブ選と間隙をぬい、一戸は勝ちパターン作りCC、秋季と4強。久慈、宮古は各大会でコンスタントに勝ち星をあげた。再びの東北舞台を目指す。北上は6大会に出場。高橋郡以外の投手の成長を待ちたい。前沢はクラブ選、秋季と2勝ずつ。高橋投手が表彰選手に名を連ねるなど飛躍の1年となった。

▽盛岡球友倶 2勝5敗 知事旗一回戦、都市県三回戦、クラブ選県三回戦、CC県一回戦、一関一回戦

▽釜石野球団 2勝4敗 都市県二回戦、クラブ選県一回戦、CC県二回戦、秋季クラブ二回戦

▽遠野クラブ 2勝4敗 都市県一回戦、クラブ選県二回戦、CC県二回戦、弘前一回戦

▽MKSIBC 2勝2敗 都市県準決勝、クラブ戦二回戦

 年間2勝の4チーム。前年交流大会出場の盛球はマークも受け上位進出を阻まれ、遠野も楽しみな加入選手もあったが今年は過渡期。釜石は転勤で参加困難のエースを新人野手陣でカバー。MKSIは若さの乗りで都市対抗県4強。

矢巾硬式ク 1勝5敗 都市県二回戦、クラブ選県二回戦、CC県二回戦、秋季クラブ一回戦、北上一回戦

▽雫石クラブ 1勝3敗 クラブ選県一回戦、CC県三回戦、秋季クラブ一回戦

▽盛岡桜窓ク 1勝2敗1無 クラブ選県二回戦、CC県二回戦

▽盛岡倶楽部 1勝2敗 都市県三回戦、クラブ選県一回戦

▽黒陵クラブ 1勝2敗 クラブ選一回戦、北上二回戦

 シーズン1勝は5チーム。但し雫石は棄権勝ち。来年は試合勝利を。矢巾は5大会参加の積極性堅持を。盛倶は都市対抗で一勝。黒陵は新エース加藤投手が気迫の投球を見せた。桜窓は潜在能力の発揮を。

▽オール不来方 0勝2敗 都市県二回戦、CC県一回戦

▽一関BBC 0勝2敗 クラブ選県一回戦、一関一回戦

▽高田クラブ 0勝2敗 クラブ選県一回戦、CC県二回戦

▽福高クラブ 0勝2敗 クラブ選県二回戦、CC県二回戦

▽住田硬式ク 0勝1敗 クラブ選県一回戦

▽四端野球ク 参加なし

 未勝利は5チーム。高田は地域環境もあり参加に難儀。数年前は上位大会に進出していた一関、福高も苦戦。住田は参加大会ひとつ、不来方含め復調を目指す。四端クは公式戦参加ならず。

富士大学 4勝1敗 北上優勝、アマ王座一回戦【表彰選手】濱竜太郎(北上MVP)

盛岡大学 0勝3敗 定期戦3位、アマ王座一回戦

能代松陵ク 1勝1敗 北上準決勝

▽青葉クラブ 0勝1敗 北上一回戦

 県内大会に参加した大学、他県勢(一関大会除く)の戦績です。大学勢は神宮大会の影響でアマ王座3位決定戦をキャンセルするなど、天候に悩まされました。能代、青葉は北上大会に参加。

 以上、岩手県社会人野球の17年を振り返ってみました。トヨタ、駒形がそれぞれのカテゴリで抜けているのは見ての通りです。到達地点の高さがそうさせるのでしょうか。オール江刺は勝星でJRを上回りましたが再上昇への宿題は多し、です。

 JR盛岡は上記試合以外で「JR東日本大会」「釜石野球団との連合でジャイアンツ3軍と練習試合」がありましたが、前者は結果不明、後者は0−12でジャイアンツ勝ったのは聞いていますが、社会人野球の大会以外なので集計には入れていません。NPBと岩手のチームが相対する経験もなかったので、この経験は生かしていただきたいです。

 07年に有志が集った赤べこ野球軍団が都市対抗野球本大会に出場してから10年になります。早いものですね。2000年代に入ってからの流れをざっくり言えば

・初期→JA、セメント、宮城建設など企業の活動休止(赤崎、駒形が県代表として各県企業と対峙)

 ↓

・中期→フェズント、赤べこの結成と挫折

 ↓

・10年代→大震災後経てトヨタ東の結成とリード。

 一方で、細かい町村単位までチームがある、というのも岩手(他に福島)くらい。そうなると目標や意識などがバラバラになってしまう部分もあるのは事実です。しかし、肝心なんは「その場に立ったときにどう振る舞うか(準備も含め)」。拙稿ではるる述べてきている通り、私自身はグラウンドには立てず、社会人としても一般的な基準には至っていないのが現実です。なんで仕事しながら、生活しながら、社会人野球に挑める状態を作れている人に天晴れと思うわけです。

 様々な事情があり、今後のことを保留にしていますが「地域で生き、働きながら野球も頑張る」社会人野球は、これからも注目し、見守ってまいります。

 個人的な部分は後程記します。長文お付き合いいただきありがとうございました。

2017社会人野球。都市対抗&日本選手権本大会、東北代表など戦いの足跡。

 今晩は。年末社会人野球特集第3段は、記述しきれないでいた都市対抗&日本選手権の記述をしていきます。

 今年は両大会に2チームずつが進出。全国の強豪と相対しました。東北は試合結果記述を、その他は北海道、北信越、クラブチームについて触れます。

◎7月に行われた都市対抗野球には雨天順延の中日本製紙石巻が東北予選優勝、きらやか銀行がTDKをかわして2年連続でドーム進出を決めました。対戦相手は両チームともHonda系列のチーム。結果は下記の通りです。

日本製紙石巻0−4 ホンダ熊本

 石巻は左腕塚本が先発。立ち上がりはまずまずだったが、四回に2点を失い、以降は宝利やJR東北の西村、七十七田辺と継投するも後半2失点。打線もホンダ荒西に10奪三振を喫し完封での敗退。

きらやか銀行2−3 ホンダ鈴鹿

 去年に続く一勝を狙うきら銀は三回までに日山の適時打などで2−0とリード。しかし鈴鹿は五回に1点返すと、六回には2点をあげ逆転。3投手継投できら銀の反撃を封じ、勝ち上がった。きら銀は小島らが奮闘するも届かず。

 …東北勢は2チームとも初戦敗退。近隣の北海道代表・JR北海道クは補強の佐藤(室蘭)が住金東海REXに延長タイブレーク0−2で惜敗。北信越伏木海陸運送JR東日本の田嶋投手の前に宮口選手の1安打に封じられ0−3で敗れました。大会そのものは関東勢が軒並みベスト4に。東芝、MHPSを破った日本通運とNTT東日本で優勝を争い、NTTがシンボルチームとして統合後18年、ようやく優勝にたどり着きました。

◎続いては日本選手権。JABA東北大会を制した日本製紙石巻都市対抗に続いて本大会に。都市対抗では代表権争いに加われなかったJR東北が最終予選を勝ち抜きました。クラブ選手権代表の箕島球友会と併せた3試合の結果は以下の通りです。

日本製紙石巻2−4トヨタ自動車

 強豪トヨタに先手をとられ、3回までで0−2とされるが、三回、五回に篠川の適時打で同点に。宝利、塚本、米谷と継投し食らいつく石巻だが九回に2点勝ち越されそのまま敗退。密度の濃い一年の戦いを終えた。

◇和歌山箕島 3−5明治安田生命

 試合は序盤から激しく動いた。先制は箕島。しかし明治安田は二回に4点、三回に1点あげ序盤にリード。中盤から左腕和田が踏ん張り、四回と八回に1点ずつ返す箕島だが、近年力をつけてきた明治安田に届かなかった。

◇JR東北  2−0 住金日鐵広畑

 JR東北は成長著しい坂本を4番捕手に。篠原、高崎の適時打で五回までに2−0とペースを握ると、先発の西村が打者27に出塁を許さず完全試合で初戦突破。広畑は2投手力投も打線が封じ込まれた。

◇JR東北  1−5明治安田生命

 前試合の完全試合勝利で注目集めるJR東北は右のエース内山が先発。明治安田は二回に3点先制すると、七回に2点追加。大久保→黒萩と継投しJR東北を7回の1点に抑えベスト8に進出した。

 他に注目の2チーム。JR北海道クは日立と8安打ずつ打ち合ったが八回の2失点が響き0−2で惜敗。北信越フェデックスは三菱神戸高砂と延長16回の激闘の末1−4で敗れました(三菱の投手は富士大出の守安)。大会全体として。都市対抗優勝のNTT東日本を二回戦で破った(都市対抗のリベンジ)トヨタ自動車が、優勝。今大会は近畿勢も復調し、日本生命は準優勝、日本製薬はベスト4に勝ち名乗り。

 各々の大会予選では激しい鍔迫り合いを見せた東北代表チーム、全国大会ではJR東北の完全試合が目立ちましたが、他は総じて惜敗という結果になりました。06年のTDK優勝以来の全国優勝はまた期を改めての目標になります。年末特集はあとふたつ。「社会人野球岩手県まとめ」「一年雑感」でお伝えする予定です。お付きあいいただきありがとうございました。

2017社会人野球−東北連盟会長大会企業の部、トヨタ東、JR盛岡の岩手勢は苦戦、JR東北が日本選手権予選の勢い駈り優勝。

 今日は。今項では10月8、9日に福島県で行われた東北連盟会長大会・企業の部の結果を記していきます。これまでは「各県1チームずつの参加」を念頭にしたトーナメントでしたが、今年からは主要企業8チームによるトーナメントに変わりました。企業の部は福島県営あづま球場で行われました。日本野球連盟HP(jaba.or.jp)を基に、8日開催の一回戦4試合→9日開催の準決勝・決勝戦とお伝えします。

◇TDK 5−0 トヨタ自東

 TDKは畠山、トヨタは阿世知が先発。TDKは初回に2点先制すると、中盤五回に1点、六回に2点あげ突き放し、投げても畠山がトヨタ打線をシャットアウト。トヨタは援護しきれず対外県の公式戦を終えた。

日本製紙石巻6−4 JR秋田

 今年東北で一番の見せ処(10月時点)を見せていた石巻だが、この日はJR秋田の猛追に苦しんだ。八回までで5−1と石巻がリードしていたが、その裏に2点、九回にも1点を失い、ヒヤリ。JR秋田は猛追を活かしたい。

◇JR東北 3−1きらやか銀行

 きら銀が5投手、JR東北が4投手継投で締まった展開に。五回にきら銀が先制したが、JR東北が六回に同点、七回に2点あげ勝ち越した。きら銀は先制後の追撃に課題を残した。

七十七銀行 7−0 JR盛岡

 時おり見せ処も作るJR盛岡は河内山が先発に立つが、七十七は二回に先制すると以降も小刻みに追加点。一方のJR盛岡は七十七主戦阿部を打ち崩せず、終盤に寺田がリリーフに出るが八回に2点を失いサヨナラコールドで敗れた。

日本製紙石巻11−3 TDK

 強豪同士で好試合が予想されたが、幕を開けたら石巻が初回に7得点!TDKは2点返すが塚本などを打ちあぐねている間に今度は六回に4失点。予想外の大敗を喫した。石巻は二度の集中打で底力発揮。

◇JR東北  10−2 七十七銀行

 第一試合に続いてよもやのワンサイドゲームになった。JR東北は三回に先制すると後半には得点を重ね、八回には大量6点。2本塁打10点あげ勝ちきった。七十七は八回裏に2点返したが流れを変えるには至らなかった。

◇JR東北  3−2日本製紙石巻

 決勝戦はこのあとの日本選手権を控えた両チームで対戦。西村、宝利と両エースが先発した試合、先手は二回にJR、四回に石巻が追い付いたが六回にJRが勝ち越し。3投手継投で僅差を逃げ切ってタイトルを得た。

 以上新形式で行われた企業の部の表彰選手は以下の通りです。敬称略

 ・最高殊勲賞 小笠原涼介(JR東北)

 ・敢闘賞 小野悠介(日本製紙石巻

 ・首位打者賞&連盟会長賞

     坂本拓弥(JR東北)

 おめでとうございました。坂本拓弥選手はダブル受賞。捕手には薗部選手もいるし下館選手もいて「三番手捕手」と見ていましたが、よく見てみれば試合自体はちょくちょく出ていたのを見ています。そして日本選手権では四番・捕手ですか。成長曲線お見逸れしました。年末特集パート1、2は、未記載だった東北連盟会長大会を取り上げました。パート3は都市対抗、日本選手権両本大会での東北勢+αの結果を記してまいります。今項お付き合いいただきありがとうございました。

2017社会人野球−東北連盟会長大会クラブの部、駒形が決勝進出も富士通が優勝。

 お晩でございます。2017年もあと一週間を割りました。今日は10月8、9日に福島県で行われた東北連盟会長大会の模様を記していきます。なお、記述の都合上、クラブの部と企業の部を別けます。クラブの部は信夫ヶ丘球場で開催され各県代表6チームが参加。7日が雨で順延。8日に一回戦2試合、9日に準決勝2試合と決勝戦、という具合に試合は進みました。各試合の結果は以下の通りです。

◇東北マークス15−2NA大校友ク

 今季ようやく上位大会に進出したNA大は初回に2点を先制。しかしマークスは三回に逆転すると、五回までに6点、六回には一気に9点あげ、15得点の攻撃力でNA大投手陣を打ち砕いた。NA大は追加点とれず。

◇三菱八戸ク 9−8 鶴岡野球ク

 CC経験で場数踏んだ高橋航が先発の八戸は初回に5点先制。しかし場数で言えば多く踏んでいる鶴岡が四回から猛追。八戸も加点するが、八回に鶴岡が追い付いたが、最後八戸がサヨナラ勝ちをおさめた。鶴岡は5投手継投も届かず。

富士通Iク 5−4東北マークス

 クラブ選東北予選決勝の再来は後半から激しいつばぜり合いに。マークスが抜けたと思われたが、富士通が九回に追い付きタイブレークに。マークスが1点先制したが、直後に富士通が逆転サヨナラで逆転決勝進出を果たした。

◇水沢駒形倶 9−2 三菱八戸ク

 八戸は岩手でのプレー経験もある尾形が先発。打線も駒形先発高橋代を打ち込み二回までリードするが、二回裏に駒形が5得点で逆転。三回にも2点あげると以降を高橋代が好投しコールドに持ち込んだ。

富士通Iク 7−0 水沢駒形倶

 共に実力派のチームで接戦も期待されたが、富士通が要所で複数得点。八回サヨナラコールドで地元優勝を果たした。駒形は松本智が強豪相手に奮闘したが及ばず、打線も本間の前に完封と封じ込まれた。

 以上クラブの部5試合の経過をお伝えしました。表彰選手は以下の通りです。敬称略

 最高殊勲賞→本間陸(富士通

 敢闘賞→松本智広(水沢駒形)

 首位打者賞→八百板飛馬(富士通

 連盟会長賞→渡辺翼(富士通

 日にちが経ったので感想言っても言い様がありません。まだこの頃はあたたかさもありましたか(12月と比べるな)。晩秋の試合に挑まれた皆様お疲れさまでした。東北連盟会長大会は企業の部もありますが、そちらは別項でお伝えします。試合結果はJABAのHP(jaba.or.jp)を基にしました。お付き合いいただきありがとうございます。

岩手日報の度肝抜く一面と、岩手社会人野球の二刀流/岩手軟式社会人も表彰。

 今晩は。

▼12日の岩手日報一面には度胆抜かれました。新聞見開き全部使って大谷翔平君の背番号17の写真。「熱量の高さ」を知ることができた一面でした。「天井を押し上げる」歩みはここからです。日刊スポーツの方では大谷選手の起用ポジションについての記述がありました。さすがに激しいポジションの捕手には×印が着いていましたが、他のポジションについては一通りの可能性が。日本では投手とDHで遠し、その方が負担少ないのはたしかですが野手としての能力も十二分。

 レベルの差異ありますが、岩手社会人野球で投打にわたり軸を担っている“二刀流”選手の位置を見ると…

 T投手(SC)→外野(左投)

 T投手(AE)→外野(左投)

 T投手(MC)→遊撃

 T投手(AC)→遊撃

 O投手(KY)→三塁

 S投手(MC)→三塁

 大谷翔平君のようにDH入るタイプは、最前線に立たなくなりましたがKCチームのO投手(但し、自ら投げるときはDH外す)がいます。可能性で言えば守備につくことも出来るのでしょうが、6ヶ月試合しっぱなしのプロ野球の世界では難しいでしょうね…。(※社会人選手側は匿名にしました)

▼見開きの見出しを出した岩手日報のスポーツ欄では、岩手県軟式社会人野球のベストナイン・表彰選手が発表されていました。その中には硬式社会人でも尽力されている方の名前も。

 どうしても目線は目立つ方に向かいますが、裾野を支えているのは各地域で野球に取り組まれている皆様です。何とかおかげさまで野球の記事を作る準備は整いましたので(記事製作、これがないと始められないです)クリスマス前までには何とか出せれば、と思います。雑感お付き合いありがとうございました。

大谷翔平選手、エンゼルスと契約。エンゼルスと岩手野球の雑感と大谷君に望むこと。

 今晩は。野球の方の歳末記事、製作準備は着々と進めています。今月後半は調べ物しに横手と新庄に向かう予定。岩手県在住者が秋田と山形の調べものを負担無くするなら、この2地域回るのが適当か、と思いまして。蔵書などを見ての変更もあり。しばらくお付き合いよろしくお願いします。

岩手県の野球では大きなトピックが。すでに存在感は岩手の範疇を越えていますが、ファイターズに所属している大谷翔平選手が、来期はMLBのロサンゼルス・エンゼルスでプレーすることが決まりました。昨日は記者会見も行われ、決意も多々述べられていました。

 ロサンゼルス・エンゼルス

 私はどーにもこの書き方に馴染めません。気を抜くと「カリフォルニア・エンゼルス」と呼びそうに。その後「アナハイム〜」と変わり、今は「ロサンゼルス〜アナハイム」と。

 私がMLBに興味持ち始めたのは1988年頃。前年冬に出たファミスタ87で「メジャーリーガーズ」なるチームありましたね。あれで引っ掛かりを持ち、翌年にベースボールマガジン社じゃない、どこかが出していた小さい辞書サイズの大リーグ名鑑を取り寄せて読んでいました。野茂さんがMLBに渡る7年前。この時はベースボールマガジン社も春先の選手名鑑号と晩秋の総集編号しか出していなかった記憶が。

 で、89年の選手名鑑号で表紙になったのが隻腕投手で注目されたジム・アボット投手。エンゼルス所属でした。当時はアスレチックスを最注目にしていましたがエンゼルスも注目してみてみるか、と。40人のロースターが記載されていましたが、2A所属の3人に興味が。その内2人(バファローズにリー・スティーブンス、ジャイアンツにジェフ・マントー)が日本に来たのには驚きましたね(もう一人はジム・マッコラム。90年で引退)。

 当時はMLB見るにも地上波でハードル高く、ワールドシリーズだったかな?深夜中継があって見よう思ったら寝こけていた、ということもありましたね。以降は自身の野球で精一杯だったし、ド貧乏に陥ったのでMLBのことが頭に乗る度合いは少なくなりました。ホークスの川崎宗則選手が特に言っていたアメリカ野球の奥深さというか層の厚さ。分かりやすいところで言えば、08年北京五輪。マイナーリーガーで結成されたアメリカ代表に日本代表がガッツリやられた様子を思い出せば。日本“ですら”追いついていないですね…。

 ここで…大谷翔平君。

 アメリカ志望だった彼がファイターズに入団し、近代野球では担い手がいなかった投打「二刀流」の選手として大成する様子は、万年補欠が今さら語るまでもありません。そんでも、松井秀喜さんと松坂大輔投手が一人になったような選手が岩手の環境で育ち、出てきて、世界最高峰の場所に立つ。この事に深い感慨を覚えます。

 岩手の野球は地域単位で見れば全国屈指の熱意を持っています。昭和で言う40年代には盛岡一、盛岡三が旋風を起こし、1984年には大船渡高校が選抜ベスト4。しかし、大方は熱意を跳ね返される事が多かった、そういう時代を過ごしました。

 基準点は1989年の招待大会。幾度か私の媒体で書いていますが、89年に行われた帝京高校招待大会。岩手側からは花北商業(いまの花北青雲)と花巻東が出場。花北商は0−19、花巻東はのちNPBに進出する吉岡雄二投手に完全試合を食らう大敗を喫しました。「岩手県チームの4番打者が、向こうには9人並んでいる」ほどの力の差を感じた、と関係者。努力は進められ、専修大北上が91年、97年に、一関商工(現・学院)が92年、02年、盛岡第四が94年に1勝をあげましたが総じて高くなるレベルの前に苦闘。

 苦闘と模索の末にひとつの風穴を開けたのは09年の花巻東。いまライオンズのエースになっている菊地雄星投手をはじめ、いま日立製作所の猿川拓朗、同水沢駒形倶の横倉怜武両選手ら個性派選手が躍動し、この年の高校野球で印象残したチームに。その年代と入れ替わりに入学した大谷翔平君に監督の佐々木洋さんは「より高い目線」を求めたそうです。それまでの“天井”を押し上げた09年チームよりも高い目線、150キロ左腕菊地雄星投手よりも高い目線を。その結果が、高校生にしての160キロ。

 そのあとのNPBでの活躍は私が言うまでもなし。

2つだけ許していただければ、数十年間強敵にぶつかり続けてきた先達の行為は活かされてきたし、それを基に成長した菊地雄星君や大谷翔平君は、岩手野球人の視点を高くしてくれた。

 大谷翔平君に望むのは…これまでもそうだったけど、野球選手が持つ可能性をとことん広げてほしい。

 それだけです。

 広がった道を、広げようと歩む様子を見た人が各々にまた道を拓く。いまでは毎年のように岩手を舞台に成長した選手がNPBに進出していきます。裾野大きくすることが、頂上も高くする。大谷翔平君の頑張りもその燃料にして歩いていきますべ。以上述べて一連の記述を終わります。

2017Jリーグ。フロンターレ、ついにJ1優勝!攻撃的なチームカラーに着目して。

 今日は。変調、治りきらず、静養にあてる時間が増えてしまいました。今日は休んでいた中で見たJリーグの感想です。

 野球のシーズン中は当然野球に傾注していますし、今年に入ってからJリーグ中継、あまり見ないでしょ。DAZN(ダゾーン)が見れないんだぞーん…寒くてすみませんでした。あまりに下らなすぎたのでツイッターでは項変えて。今日は優勝決めるか、という一戦だったのでNHK総合のアントラーズ、NHKBS1のフロンターレの中継が。2試合を2画面で見ていました。結果は…フロンターレが小林選手のハットトリックもあり逆転優勝。

 フロンターレ…思えば最初の印象は「昔のジャイアンツとファイターズの関係」。後楽園・東京ドームに本拠を置くジャイアンツにファイターズが後から入ってきて利用していた時期がありましたが、それのサッカー版と。「川崎のJリーグチーム」は、当初ヴェルディのもの、というイメージがありました。しかし、掘り下げるとヴェルディ読売クラブが川崎のチームというのに「?」と。東京のチームと違うの?と。(事情知らなかったので)当初はスター選手を揃え、盟主と目されたヴェルディですが年を経るごとに凋落し東京移転。富士通フロンターレも一回J1に昇格しますがすぐ降格。横浜マリノスフリューゲルスの合併、ベルマーレ平塚(当時)の降格と併せて、日本サッカーの歪みが神奈川のチームに現れているよな…と見てました。

 その後J1に帰ってきたフロンターレ。「見違えた」と思ったのは05年のシーズン。「前を向いて、堂々と」というチーム名称を体現する攻撃的な戦いぶりに「おっ」と。名良橋晃岩本輝雄等を擁し躍進したベルマーレを思い出しました。(それだけにスポンサーの撤退などで揺れ動き、当時のチームが“解体”してしまったのが惜しまれます)フロンターレに見処を見出だし、最注目の横浜FCグルージャ、ガンジュと並べて気にしてきました。その中で起きた東日本大震災でも陸前高田市に入り活動していた行為にはただ頭が下がる思いです。

 そうして見届けてきた10数年。「シルバーコレクター」と呼ばれ、優勝には遠かったフロンターレがたどり着いた優勝。それを支えてきたフロンターレ関係者、川崎市の皆様にお祝いを申し上げるものです。

PS…シャペコエンセの悲劇から1年。犠牲者の中にはフロンターレに在籍していたマイア選手も。

 マイア選手も歴史を刻んだフロンターレが、はじめて優勝しましたよ。

 悔しさと悲しみは忘れず、生きていきます。

2017地域リーグサッカー・コバルトーレ女川、地域CL優勝!雑感記します。

 今晩は、伊東です。

 こちらの方を「野球情報局」と銘打っていますが、スポーツは一通り記述します。

 昨日も本体ツイートで記述しましたが、サッカー地域リーグCL大会(以下地域CL)で、東北代表のコバルトーレ女川が優勝を果たしました。13年のグルージャ盛岡(現J3)、15年のラインメール青森(現JFL)と、近隣5大会で3度、東北のチームが大会を制しています。このままJFL加入が認められれば東北は4チーム(他にヴァンラーレ八戸ソニー仙台)に。

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⇒2014年東北社会人リーグ時のコバルト―レ女川(対ガンジュ岩手戦)

 これまでベガルタ仙台から始まって、ソニー仙台モンテディオ山形、TDK→ブラウブリッツ秋田グルージャ盛岡、福島FC(廃部)、福島ユナイテッド、八戸、青森と9チーム東北から全国リーグに巣だっていきました。今度の女川で10チーム目。これまでは大規模な街を本拠にしたチームでしたが、コバルトーレは女川町が本拠のチーム。全国単位で見ても町村部が本拠の全国リーグ参加チームはないのでは(今外出先で調べられず)。

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女川駅前商店街(16年9月)

 更には…多くの方が触れていますが、東日本大震災の影響。海に面した街の中心街や、近くにある清水地区は津波かぶり、10人に1人以上が犠牲に。14年冬と16年秋に当地を訪ねましたが、震災前の地図と比べて「かなりの傷を負った…」というのを感じました。被災地全体がそうですが、5年(当時)経ってもまだまだ、の状態(下写真、16年9月)。

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 16年にはサッカーのできるグラウンドをのぞいてきましたが、震災前の施設のうち野球場が仮設住宅に(下1枚目)、サッカー場も野球などもできる多目的グラウンドに(下2枚目)。そして何より、被害を被った清水地区はすぐ近くです。地図ではすぐ近くにあった清水地区とグラウンド。グラウンドが高いところにあったので辛うじて津波を被らずに済みましたが、グラウンドのある丘から清水地域を見ての「ここまで来たのか」というショックは忘れられません(下3枚目)。

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※女川グラウンド近くの清水地区同様予想外と思った津波被害地域。

・大船渡市盛駅周辺

陸前高田市下矢作

釜石市両石

志津川町の中学高校付近

雄勝町の大川小につながるトンネル付近。

 女川町の苦境は、私ごときが語るまでもなく大変なものです。そして、スポーツで一線級の力を持ち続けることがどれだけ大変か、というのも別部門で思い知らされてもいます。

 ほんだどもコバルトーレはその力を保ち続けた。J3ができて4年。全国区リーグだけでも4部ある日本のサッカー。実業団チームでトップクラスを形成していた80年代から見ると、裾野拡がったよな、という思いです。しかし、裾野拡がった言っても基準に達しなければその場で戦えません。

 街全体で大きな傷を負いながらも、歩みを進め、ワイルドカード(2位最上位)で得た決勝リーグを勝ち抜いた。予選ラウンド含めて約1週間で1年の取り組みすべてが問われる地域CLを勝ち抜いたこてを心よりお祝い申し上げます。

 事情が許せば、来年1試合でも見に行ければ、と。更にレベル高くなるチーム相手に遠距離遠征込みで34試合ですか。新たな挑戦どう描くか、期待します。

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女川駅ホームから上り方面。

 もうひとつの昇格チーム、テゲバジャーロ宮崎の皆様にもお祝い申し上げます。チームを知ったのが去年からなもので予備知識なんもなくすみません。今回昇格に至らなかったチームの皆様も再挑戦に期待します。

 “本職”は社会人野球ですが、同じ「地域密着の社会人スポーツ」として地域リーグサッカーやバスケのB2リーグを注目してみていきます。門外漢の一文にお付き合いいただきありがとうございました。

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⇒14年2月に撮影した女川町・女川病院。

2017社会人野球−JABA岩手表彰選手紹介。

 今晩は。

 今日は岩手県社会人野球の2017年表彰選手について記述します。11月上旬に岩手県連盟によってベストナインはじめ各表彰選手が決まりました。一言寸評つけて紹介します。

▼B9投手・阿世知暢(トヨタ)名実ともにトヨタのエース。攻撃的な右サイド投手。

▼B9捕手・小野勝司(トヨタ)攻守に強さを増してきた、トヨタ東の扇の要。

▼B9一塁・羽田野恭平(トヨタ)たしかな実力備える左打ちの強打者。一塁に変更。

▼B9二塁・吉田幸太(水沢駒形)一時期は出番譲るも機会を得て高レベルの活躍。

▼B9三塁・なし トヨタ大沢、高橋は出番二分、JR赤澤、赤崎新沼らも届かず。

▼B9遊撃・大越拓人(JR)徐々に成長しいまやチームの中心に。左の巧打者。

▼B9外野・村岡康仁(江刺)上位大会でたたかい続ける江刺の欠かせぬ長距離打者。

▼B9外野・長原拓(水沢駒形)長打力も発揮しはじめた新進気鋭の外野手。

▼B9外野・高橋敦(JR)途中から4番にも。北上翔南野球部の出世頭。

▼B9指名打者・なし 現在の野球では固定した起用しない傾向の表れでしょうか。

▼最優秀監督・及川正勝(水沢駒形)前年逃したクラブ選全国を厚い投手陣で奪還。

▼新人賞・松岡透(水沢駒形)玉城、斎藤らが支えた捕手受け継ぎ新風吹き込む奮闘。

▼特別会長賞・馬場敏次(水沢駒形)クラブ選で前年優勝のビッグ開発を完封した。

▼特別会長賞・武田侑二(盛友ク)創部40年悲願突破に尽力した「二刀流」エース。

▼特別表彰渡邊学賞・高橋直人(前沢倶)前沢躍進担った胆力体力備えた投手。

 と、以上13氏が表彰となりました。おめでとうございました。本来なら写真と同時に掲載できたらよかったのですが、選定の時間作れませんでご勘弁ください。この表彰が終わると、新発の記事はなくなりますね。気がついてみたら2017年そのものがあと1ヶ月というのにいま気づきましたよ(汗)。また来年に向けて歩いていきましょう。

 寒さも増していくので、どうぞお体お気をつけてお過ごしください。お付き合いいただきありがとうございました。

2017学童野球・リアスリーグ決勝大会。平内ベアーズ優勝/2017社会人野球。赤崎クの人事異動一件(勇退選手)お知らせします。

 今晩は、伊東です。野球関連の記述2つ。

▼19日は学童野球・リアスリーグの決勝戦が行われ、洋野町の平内ベアーズが大船渡市の大船渡北スポ少を1−0で破り優勝しました。両者無得点の六回に大船渡北が好機つくるも無得点。平内が相手ミスにつけこみ1点をもぎ取ると七回の反撃をかわしきり優勝。大北は投手が被安打1もそれが決勝点に。

 体温が上がらず観戦は決勝のみになりましたが、準決勝の2試合も1−0、2−1の好ゲーム。関係者からは「いい試合だったぞ」と。もったいないことしたかな。野田フェニックスの選手は同じ北ブロックの平内の友情応援に入っていました。その心意気に天晴れ。一方で大船渡北も、グラウンドが使えるようになったのはここ一年(ぐらいの内)。目標を立て直して一年間歩んだ結果がこの大会の準優勝など、数々の大会での上位進出につながりました。

 この大会が小学生野球の最後となる選手も多いと思います。この先の人生に幸あれ。

▼過日、赤崎野球クも1年のしめになる集まりを持ちました。気がついたら参加約20人中歳上から3番目(爆笑)。今年で勇退する佐々木慶喜投手からのあいさつもあり、赤クで活動した16年を振り返りながら、更なる飛躍を次の世代に託す“エール”を贈られ、贈りました。長年の尽力ありがとうございました。

 ここ数年、全国大会を経験した選手も卒業し、あるいは生活環境の変化から離脱する選手も出てくるように。せっかく入部してきたからには良ぐ生きていただきたいと。せめてその手伝いができれば、と思います。

 リアスリーグの試合が終わったあと、それを待っていたかのように雪が降り始めました。次に雪が溶けきるまで雌伏の時。実を詰めて、花を咲かせられるように歩みを進められればと願い、項を終わります。

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