今晩は。昨日から記述を追いかけ始めている社会人野球の記事ですが、今日は10月14、15日に行われた北上市長旗内陸クラブ大会の模様を記して参ります。大会初日の14日は一回戦と二回戦合わせて6試合が北上江釣子、錦秋湖両球場で行われました。日本野球連盟ホームページ(jaba.or.jp)記載の記事を基にお伝えします。
◇北上REDS 7−0 宮古倶楽部
両チームとも高橋郡、齋藤とエースが先発したが、北上が序盤に3点を奪うと、中盤五、六回にも2点ずつ奪い、七回コールドに持ち込んだ。宮古は継続的に失点。打線も高橋郡から点を奪えず今季を終えた。
◇黒陵クラブ 7−4 盛友クラブ
今季飛躍を果たした盛友はエース武田を先発に立てたが、黒陵は初回に2点、四回に3点あげるなど先行。左腕エース加藤が逆転を許さず投げきった。盛友は佐枝が移籍後初登板、追い上げたが届かなかった。
◇富士大学 15−0 北上REDS
1試合目を勝ち上がった北上だったが、このあとの神宮大会に照準合わせている富士大が序盤から攻勢をかけ五回までに15点。攻撃面でも“完全試合”鈴木翔天はじめとした継投策に点を奪えず敗れた。
◇オール江刺 15−0 青葉クラブ
去年は1勝をあげた青葉は捕手の小河が移籍。陣容変わった中で臨んだが江刺は四、七回のビッグイニングで計15点で青葉投手陣を攻略。投げても遠藤、菊池とつなぎ無失点に抑え、七回コールドで勝ち上がった。
◇水沢駒形倶 14−1 矢巾硬式ク
東北連盟会長大会から連戦となった駒形は宮崎、矢巾は南幅が先発。二回に9点奪いペースを握った駒形は三回にも2点、五回には3点あげ勝負の流れを決定付けた。矢巾は在家が久し振りに登板。六回に1点返し意地見せた。
◇能代松陵ク 11−4 黒陵クラブ
前年準優勝の能代は、黒陵に五回までリードを許すが、五回裏に逆転すると、七回に追加点、八回に大量6点あげ逆転サヨナラコールドに。黒陵は前半リードしたが連投の加藤が力尽きた。
初日は二回戦がすべてコールドになってしまいました。この時期は天候が急変した中試合していた、という記憶があります。大会初日勝ち抜いたオール江刺と富士大学、水沢駒形と能代松陵で準決勝、決勝が行われました。
◇富士大学 8−1 オール江刺
江刺はエース菅原祥が先発するも、富士大はコンスタントに加点。卒業後強豪チームに入社する小林は地力見せる本塁打。七回に1点返したが富士大に八回コールドに持ち込まれた。
◇水沢駒形倶 13−0 能代松陵ク
駒形は高卒2年目、期待の高橋代が先発し、序盤は接戦も四回に7点を奪いペースを引き寄せた。六回にも4点あげ長打6本で能代2投手を攻略。投げても高橋代→梅津と継投し完封、決勝進出。
◇富士大学 5−3 水沢駒形倶
二回富士大が先制→駒形は三回に逆転→四回に富士大が再び逆転すると、中盤は膠着状態に。それを破ったのは七回の富士大。八回にも追加点をあげ、駒形の追撃から逃げ切り優勝を果たした。
大会表彰選手は以下の通りです。(敬称略)
◇最高殊勲選手賞 濱竜太郎(富士大)
◇敢闘賞 松本利隆(水沢駒形倶)
◇首位打者賞 吉田幸太(水沢駒形倶)
おめでとうございました。
北上大会ですか。1年前は今タイガースの小野泰己君にガッツリやられましたが、今回は元所属の北上レッズが“完全試合”経験者の鈴木翔天投手に苦杯。149キロを記録…って、野球の進歩はすごいですね。社会人野球じゃありませんが、立教大の千田雄大君(岩手高田高出身)が新人戦先発しましたし、「創価大のマックス154キロ」の見出しの後に「資質もて余している盛岡大附の投手(伊東評)」の杉山君の名前が。
菊地雄星君や大谷翔平君が岩手のみならず、野球界にある壁というか、天井?突き抜けてくれて、そっから可能性を信じてたたかいに挑む人は増えました。もちろん、どこまで追及できるかは人各々で、多くは道半ばで違う道に転換したりします。形はどうであれ、野球と共に良ぐ生きる人生を歩む。シーズンが終わり、動態はあるでしょうがそれは忘れてほしくないな、と願うものです。
今回は北上市長旗大会を記しました。試合のある記事は準備整えないと書けないですし、今週は用事が入ります。今後の順番は「年度表彰」→「東北会長大会」→「都市対抗&日本選手権東北分」で記していきます(予定。雪天中止)。お付き合いいただきありがとうございました。